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「解決が下手くそ!」夫婦喧嘩の度にフィンランド人夫から言われる私の欠点とは

解決が下手くそ?夫婦喧嘩になるたびにフィンランド人夫から教わること

私たち夫婦も仲が良さそうに見えて、毎週、いや毎日口喧嘩になることがあります。

本当にどうでもいいことで言い合いになるし、意見がすれ違って長時間の論争になることも少なくはありません。

 

国際結婚だから、普通の言い合い以上に根本から時々理解できないこともあって、論争は文化や環境の違いを話し出すことから始まることだってあり、1つのすれ違いはどんどん膨らんで、終わりが見えないこともあるほどです。

 

しかしこの2年、言い争いやさまざまな夫婦喧嘩・議論を経て一つ気付いたことがあります。

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私には、言い合いになった後の解決力が不足していること

国際結婚 夫婦喧嘩

夫婦喧嘩の最中、いつも落ち着いて「解決方法を導こう」「こうなった原因を突き止めよう」とするのが夫のあれちゃんです。

口論をしていると、誰しも表情や心が乱れてしまいますが、彼は言い分が終わればさっとすぐ冷静になって、喧嘩の後にすぐ仲直りに繋がる決着・解決策を話そうと言います。

 

しかし私の場合は、恥ずかしながら、喧嘩でイライラした感情、嫌な気持ち、荒れた心をコントロールするのでいっぱいいっぱい。
彼のように論理的に考える思考は喧嘩がヒートアップするとほとんど働かず、感情に押し流されてしまうことがあります。

国際結婚 夫婦喧嘩

言い争いの後は、問題を突き止め仲直りする方法を考えるのが大切だとわかっていても…

早くこの言い合いを終わらせたい気持ちが勝り、黙って諦める行動をとってしまったり、文句だけが止まらないのどっちかで、言い争いは続くばかり…

 

するとあれちゃんはそんな私へこう言います。

「喧嘩した相手と、解決するまで話し合う経験が少なかったんじゃないか?」

「感情は置いておいて、解決力を身につけよう」

 

ああだこうだと二人で文句を言い合うのは、子供でもできる喧嘩。

あれちゃんの言うことは、ごもっともです。

私は喧嘩の後処理が、かなり下手くそなんです。

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その理由を考えてみたとき、ちょっと気が付いたことが

「喧嘩した相手と、解決するまで話し合う経験が少なかったんじゃない?」

この言葉を言われた時に、自分の幼少期を振り返ってはっと気付いたことがあります。

 

姉妹の多い私は子供の頃、もちろんたくさんの喧嘩をしてきましたが、口論中に親から一言ピシャッと「やめんかい」と怒鳴られれば、

お互いの言い分・気持ちを抱えたまま、言い争いの最中で終わってしまいました。

 

姉妹同士で冷静になって話し合って、問題を解決してきたかというより、怒られて止まって、お互い黙って、結局時間が徐々に解決してくれ、いつのまにか仲直りをする。

実はこの繰り返しがよくあったのではないかと気付いたのです。

あおい

(もちろん姉妹とは大の仲良しですので、これは昔の話だよん)

 

そして、もちろん外でもほとんど言い争いをしたことがなかった自分

[aside type=”boader”]学校で嫌なことがあっても我慢しなさい。

喧嘩してもいつもニコニコしてなさい。[/memo]

私は小さい頃、外で喧嘩になることもほとんどなかったです。

あおい

もちろん、我慢ばっかりで物静かな子供だったわけではありません。

 

学校で起きた不満や不快な出来事は、母親が家で耳が痛くなるほど聞いてくれました。

家に帰宅後「こんな悲しいことがあった」と、家族に聞いてもらうことで、自分が相手に言えなかったモヤモヤした気持ちをぶつけていたのです。

問題の解決方法は家族に聞いてもらい、家族に「それは大変やったなー」と共感してもらうこと。それで静まる自分の気持ち。捌け口が家という習慣はストレス発散にもなって子供の頃は、正解だったと思います。

 

ただ、実際に友達とぶつかり言い合って、解決するまで頑張ってみるという経験から遠のいていた自分を少し残念にも思います

また高校、大学にもなると友達との喧嘩なんかほとんど起きない日々です。

それで今、こうして家族となった夫と揉め合いになった時、私は解決にいたるプロセスへ自分で運んでいくのが下手くそなのかもしれません。

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夫婦喧嘩や言い争いの議論・話し合いのコツとは?

人は誰しも異なる意見を持ち、時にはすれ違い、争う生き物です。

今回のことを踏まえて、感情論に負けない上手な終わり方が大切だと心底実感しました。

「言い合いするなら解決するまでが言い合い」

遠足は帰るまでが遠足ですと同じで、言い争いや口喧嘩には問題点を発見し解決する働きかけが必要。

感情論に流されず、ぶつかっている時に心を一旦落ち着けて、解決すること。

 

そして大事なのは話し合いにお互い同じルールを持つことだと思います。

言い争いになると、

  • 途中で出て行く人
  • 口をきかない
  • 連絡をしない人
  • 意見を言わずに終わる人

いろんなバッドエンドがありますよね…

もう一生会わない相手なら個人の勝手ですが、夫婦や家庭となればそういう解決方法が1つの悪いリズムを引き起こすこと間違いなしです。

そういう時は、フィンランドのある議論のルールがきっと役に立ちます。

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フィンランドの議論のルールとは?

私が大学時代に教育学の授業でフィンランド教育に興味を抱き、関心を持って買った本『図解フィンランド・メソッド入門』に、フィンランドのとある小学校の学級で決められた議論のルールとが掲載されていました。

今日はその10個のルールも紹介したいと思います。

議論のルール
  1. 他人の発言をさえぎらない。
  2. 話すときは、だらだらとしゃべらない。
  3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない。
  4. 分からないことがあったら、すぐに質問する。
  5. 話を聞くときは、話している人の目を見る。
  6. 話を聞くときは、ほかのことをしない。
  7. 最後まで、きちんと話を聞く。
  8. 議論が台無しになるようなことを言わない。
  9. どのような意見であっても間違いと決めつけない。
  10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない。

(出典/引用 : 北川達夫  フィンランド・メソッド普及会(2005) .コミュニケーション力 
『図解フィンランド・メソッド入門』 株式会社経済界 pp.68-69. )

これを小学生が決めたというのだから、大人も見習いたいものですよね。

本では、コミュニケーション力として議論のルールについて細かい理由も掲載されています。日本人にありがちなコミュニケーション力の弱点もあり、それも含めた比較が興味深くとても勉強になる一冊です。

あれちゃん

喧嘩も議論も話し合いも、こんなルールでお互い平等に話し合えるといいね!

私も、このルールを頭に入れて感情論に流されず、上手な夫婦喧嘩で解決できる妻になれるよう努力します。

6 COMMENTS

SUSI-sushi

はじめましてこんにちは。いつも楽しく拝見致しております。
これ、日本人はほとんどそうかも!と思いました。成長する過程で、議論をする、という経験がほとんどないのでは。
私と妹の喧嘩の終わり方もこれと全く一緒で、結果彼女がどう思っていたかなどを知ることなく大きくなりました。それは相手もそうだと思います。(同じく、今は仲良しですけどね)
日本で「議論する」って言うと、「論破する」が正しいように捉えられがちですがそうではなく、自分とは違う意見も受け入れる、ということなんですよね。

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あおい

そうですよね、、、成長の中で議論する時間は本当に少ないと感じます。
ディベートの授業などで一応習いますが、そうではなく、
実際の問題を片付けるという教育の機会が少ないのかな?と思ったり…
確かに、ロンパとして捉えられがちなところもありますね、、、

私もそうです。喧嘩すると怒られて黙る。静かにして反省すること、謝ることが解決でした。
もっともっと、何で?どうして?問題は何だったのか?を話し合う機会をもっと
持てたら良かったなと今になって思います。

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02ekka

葵さん、アレちゃんいつも楽しく拝見させていただいています!今回話し合いという内容だったので思わずコメント葵さんと、アレちゃんはまだ若いけどどんなに長年の仲良し夫婦でも喧嘩はするし、むしろ、たまには、した方がいいと思います。、 私、今年6月に結婚10年経ち11年目です。社内恋愛で毎朝一緒に通勤。帰りは会社の正門で待ち合わせ、帰りは2人で飲みに、を10年変わらずのスタイルで。いわゆるオシドリ夫婦?で有名なんですが。ルールって必要だと私も思います!私の家のルールは、毎朝必ず挨拶する。これだけです。どんなにしんどくても、喧嘩していても、次の日は「おはよう」の挨拶は絶対!我が家の仲良し秘訣をいつも聞かれるけど、たぶん基礎はコレです。歳とると意固地になるので朝の挨拶で、話すキッカケとか重要なんですよねあと、関西人の、強みの笑いで解決ですかね。私もアレちゃん派で解決するまで突き詰めるタイプです

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あおい

結婚11年目なのですね!私たちの大先輩です。
そしてとっても素敵なご夫婦さんじゃないですか〜!!!一緒に通勤、帰りは飲み、憧れます。( ◠‿◠ )

確かにそうですね!毎朝挨拶をするって大事ですね。大先輩を見習って私たちも仲良し夫婦を目指します〜!笑
どうもありがとうございます!!(^ω^)

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ミニラ

初めまして。
失礼ながら、今回たまたまたどり着き、猛烈に共感しました。

というのも、昨日夫婦喧嘩が勃発したからです。
うちは結婚して22年なんですが、それはもう数えきれないほどの喧嘩を経て
納得いくまで話し合い(言い合い)しなければ着地点が見出せないと
感じ始めたのがこの5年ほど。
が。言い合いしてても、相手は感情論寄り、私は理性(論理?)でものを言う。
夫は一人っ子のB型、私は三姉妹の真ん中A型という、育った環境も
性格も大きく影響しているような気がしますが。

夫は私に、正論を言うから反論できないと言いますが、
それは自分が感情でものを言ってるからだとは自覚していない様子。
喧嘩勃発のきっかけは感情だとしても、解決させる作業に感情は邪魔だと
私は思うんですけどね。

外国の人の考え方も、とても参考になりますね!
また時期を見て夫に読ませてやります。

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あおい

結婚して22年ですか!!私は今年でまだ2年…今日に後20年を足すと思うと、
想像できないほど長い結婚生活を送られてきたんだなと伺えます。

あれちゃんに言われた通り、私は解決がとても下手くそなので、つまりは経験不足。
もっと子供の頃から喧嘩した時に、解決して仲直りしてを自分でできる、繰り返す学びの時間があったら良かったなと思いました。
我慢すること、黙ること、すぐに身を引くこと…
時としてその方法が正しいこともありますが、論理的に考えて相手に
自分の意見を上手く伝えることも人間には必要な能力ですよね。
私は感情論派として、今回のことで勉強になった一人です。
未熟なところがいっぱいで、反省の気持ちも込めてブログを書きましたが、
こういう記事に反応していただけたり、共感していただけるのは嬉しいです!どうもありがとうございます。

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