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きっとあなたが知らない町、ポウトゥアの農場で生まれる北欧ファッション【連載第1回】

今、注目される北欧ブランドMyssyfarmi / 第1回
PR(このブログはMyssyfarmiからの提供により作成したコラボ連載です)

きっとあなたが知らない町、ポウトゥア

私たちが住んでいる南西トゥルク市から、車を40分ほど北東へ走らせたところにある、小さな小さな町Pöytyä。いや、日本で言うところの村のサイズかもしれません。

ポウトゥア フィンランド

「PÖYTYÄ…」フィンランド語で発音しにくいÖとÄとYの三大揃いなもんで、「ポォ、ポゥトゥア?」ちょっと発音が難しいなというのが、数年前に仕事で初めて訪れた時の正直な印象でした。

ポウトゥアの中心地に到着するとこんな感じ。Kirpputori(セカンドハンドショップ)とスーパーと教会が見えたけれど、このあたりが中心地らしいのに人はほとんど見かけなくて、とっても静かなところです。

ポウトゥア
ポウトゥアの人口は約8,000人でヘルシンキの約1/78

もう少し進んだ、Riihikoskiには学校や銀行もあるよと在住の方が教えてくれましたが、とにかくこの町はガイドブックなどにはおそらく掲載されない、ザ・田舎。

見渡せば、あたりは緑に森…と言うよりは、どちらかといえば緑に…農地、農地、農地。

あっちを見てもこっちを見ても、フィンランドには山がないから、広くて大きな空が見渡せます。

これぞ、フィンランドの田舎

「フィンランドは湖と森に囲まれてのフレーズにはちょっと似合わない風景ですが、これがまさにフィンランドの田舎。車を走らせ、窓から見えるのはポツリポツリと並ぶレンガ色の木の家や、農家の暮らし。

どこか穏やかでぬくもりが漂っていて「ああ、こんな田舎で暮らしてみたいな」なんて自然と呟いてしまうほど、田舎好きのわたしにとってはたまらない景色です。(大都会で生まれたのにね…笑)

柔らかな風が吹くと気持ちがいいし、惹かれちゃうんですよね。

出典 : myssyfarmi

もちろんこれはポウトゥアでなくても、フィンランドの主要都市から小一時間離れたら、ほとんどこんな場所ばかりですし、似たような景色は別の場所でも楽しめます。

でも…ポウトゥアはちょっと特別で、「田舎だな~」とだけ思って過ぎ去ってしまうと実はもったいないんです。

だってここには、フィンランドで注目されているファッションブランドがあるから。

何もかっこいいものはないけれど、あったかいものがある

Nothing is cool here, but we got all that it takes to make a perfect Myssy.
ここには何もクールなものはないけれど…完璧なMyssyを作るために必要なものは全て揃ってる。

そう伝えるのはこのポウトゥアで農業&ファッションブランドを営むMyssyfarmi(ミュッシュファルミ / 日本ではミッシーファルミとも呼ばれています)

ファッションブランドの生まれはいつもハイセンスな都会?

出典 : myssyfarmi

いいえ。そんなことはありません。木々、川、農場に囲まれた緑あふれる土地から、日本へ、そして世界へ羽ばたくMyssyfarmiが、フィンランドのファッション市場を少しずつ変化させています。

しかも、この時代に求められるエシカルでサスティナブルなファッションの価値を発信しながら。

myssyfarmi オフィス

私たちは今回、そんなフィンランドだけでなく、国外からも注目されている彼らの裏側を探るためにポウトゥアのオフィスへやってきました。

このコラムの最後に、コラムを読んでくださった皆様へプレゼントキャンペーンを開催しています。こちらもあわせてご覧ください。

農場生まれのブランドオフィスは、古い学校

myssyfarmi オフィス
myssyfarmiのオフィスHaveri

Myssyfarmiのオフィスは昨年、農業も営む創始者ヤンネさんの自宅オフィスから、古い廃校の中に移設されました。校舎はとても大きく、門には大きなロゴ看板が設置されていて、校庭にはまだアイスホッケーのコートが残っています。

myssyfarmi オフィス
校庭にあるアイスホッケーのコート

オフィスに到着後、早速学校の入り口だったであろう玄関口に立ち、「もーい(こんにちはー)」と第一声。私たちを出迎えてくれたのは、Myssyfarmiチームのスタッフと、ふわっと香る羊の匂い。

myssyfarmi オフィス
メリノウールに匹敵するフィンランド生まれの、フィンシープウール

建物の中は学校そのもの。でも、まわりを見渡せば教室や廊下だったであろうところに、山盛りに積み重ねられた羊毛とカラフルに染め上げられた毛糸、そしてmyssyfarmiのコレクションニット帽がずらり。

myssyfarmi オフィス
85%のコレクションがニット帽。その他ニットのネクタイ・マフラー・スカーフなどがある

まだ微かに学校を思わせる建物の中は、今や羊であふれるオフィスです。

myssyfarmi オフィス
手染めされた、羊毛

彼らはここで、フィンランド国内でオーガニックに育てられたフィンシープ種の羊毛を染め、100%ウールで編んだニットアクセサリーをさまざまに展開していますが、オフィスにはニット帽を作る大きな機械はありません。

Myssyfarmiが、アジアやヨーロッパ各地から注目される理由はこれがまずひとつ。それは、コレクションの製造ラインを支えているのが、フィンランド各地に住むおばあちゃん達だというところ。

ミッシーグランマと呼ばれる編み物職人のおばあちゃんたちが、ニットアクセサリーの全てを手編みで手がけています。つまり、大量生産ではなく、手作り生産。この時代にあわせた深い理念でファッション市場を轟かせているのです。

農場生まれの、エシカルでサスティナブルなファッション

ミッシーグランマは、基本的に在宅勤務のためお家で編み物をしていますが、月に一度はこのオフィスに集まって集会も開くそう。写真の小さな椅子は、職人おばあちゃんたちの座席。

「まるで学校に通うように、毎回愉快な集会になるの。」とスタッフが教えてくれました。編み物好きのおばあちゃんがここに座って笑い合う姿を想像できます。

myssyfarmi オフィス

愉快なおばあちゃんたちが、美味しいコーヒーを飲んだり、お喋りをしながら楽しいひとときの中で手を動かし、ひとつ一つ丁寧にハンドメイドで仕上げていく。

最後には、ニット帽のタグに自分の手書きのサインも入れて、完成です。

もちろん彼らのこだわりは、これだけじゃありません。さらに大切にしているのが、素材です。ニット製品は全て、フィンランドで育てられた、オーガニックの羊毛が使われています。

フィンシープ種の羊たち。Myssyfarmiの農場では現在7匹の羊が暮らしています。

国内で生産される高品質なフィンシープウールを使い、手染めした豊富な色の羊毛を、人の手でファッショナブルな帽子に仕上げる。

つまり素材も生産も全て、フィンランド国内で完結されるから、完全に透明性があるのも、彼らの強みでありこだわりなのです。

これぞ、人と環境にやさしい製作現場。この時代に求められるエシカルなものづくりであり、新しいファッションのあり方ですね。

myssyfarmi
出典 : myssyfarmi

消費者である私たちは、知っておこう

近年ファッション業界で問題となっているのは、販売価格を抑えるためにコスト重視を基本とし、環境や労働への配慮もなく、大量に生み出されては捨てられてしまう悪循環です。

今社会が求めているエシカル(道徳的で、倫理的な)ファッションとは真逆の製造をしているメーカーが、まだまだ多いのが現状だそうです。

もちろんこれは、第一に生産者側の責任ではありますが、そういった背景に気付かずに、または何も知らずに購買で賛同してしまっている、消費者の私たちにも責任があり、物の選び方や買い方、消費についての考え方を変えていかなければいけません。

ポウトゥア
myssyfarmiのオフィスから徒歩15分の場所

今、この時代を生きる私たち一人一人が、生産現場・裏側にも時には興味を持って耳を傾け、未来と環境をよくするために、今抱えている社会の問題を知っていくことは大切です。

Myssyfarmiのように、環境と人を想い、揺るぎない信念を持って世界へ出ていくブランドは、わたしたちへ新しい価値観を教えてくれる、ブランドのひとつなのです。

創始者は、帽子も作るし穀物も作る農夫

さて、話は変わって、MyssyfarmiIの創始者であるヤンネさんは、ブランド事業と並行して来月からは農業でも大忙し。ハーベストシーズンがやってきたら、何時間も太陽の下で、せっせと農業に汗を流します。

実はMyssyfarmiの生まれたラウハンスウ家の農場は、先祖代々伝わる歴史ある場所。ここではフィンランド料理でおなじみの「ヘルネケイット」の材料でもある、えんどう豆や菜の花を育てています。

この農場で採れた穀物は、フィンランド国内のスーパーでも販売されていますよ。製造している食品の菜種油や、えんどう豆・粉などは全てオーガニックです。

ウェブサイトにはこの農場で採れたえんどう豆を使ったレシピも掲載されています。私が気になっているのは、ズッキーニとえんどう豆のラザニア。オーガニックの野菜にカレーテイストが加わった、チーズたっぷりのラザニアレシピ。いつかこのお料理を自宅で試してみたいなと思っています。

さて、創始者のヤンネさんがなぜ、農業とともにニット帽のブランドを始めたのかという裏話は8月のどこかでご紹介しましょう!

実はヤンネさんこそが、手編みのニット帽を趣味で編み始め、ブランド誕生を導いた本人。しかも昔はプロのウィンドサーファーだったという経歴も…詳しくは次回!

It’s not cool. It’s warmを身につけよう

さて、第1回目のコラムの最後に、皆様にお知らせがあります。この夏、彼らの農場にブランドスローガンが掲げられました。

 IT’S NOT COOL. IT’S WARM

スローガン

実はこのフレーズ、フィンランドで開催されるクリエイティブデザインコンテスト「Vuoden huiput 2018」のテキストカテゴリーで、銀賞に選ばれました。この粋なスローガンは、myssyfarmiのオリジナルトートバッグにプリントされ、販売されています。

myssyfarmi

表にはニット帽につけられる木のボタンとお揃いのロゴがプリントされ、ふわふわの羊毛で作られたポンポンがついている、ファッショナブルで個性的なトートバッグです。

トートバックの生地はPurewaste textilesによって制作。100%リサイクル素材で作られています。

こちらのトートは、フィンランド国内のウェブショップからしか購入できないので、日本国内では未販売。そこで!

スオミの旦那と一生一笑のブログとMYSSYFARMIのコラボにより、今月の7月‧8月‧9月の3回に渡ってプレゼントキャンペーンを行うことになりました。

フィンランドや北欧ファッションに興味のある方は、ぜひ農場で繰り広げられる暮らしや裏側を今後もご覧くださいませ!

トートバッグプレゼントご応募について

今年の夏にこのブログに3回にわたって掲載されるMYSSYFARMIのコラム記事をご覧ください。毎月コラムの最後に、異なる色のポンポンがついたトートバッグを2名様ずつにプレゼントいたします。(発送は国際郵便でフィンランドよりお届けいたします。)

応募方法

プレゼント 今月はブルーのポンポンがついたトートバッグを2名様にプレゼント

対象MYSSYFARMI JAPANの公式アカウントをフォローしてくださっている方の中より抽選で毎月2名様が選ばれます。7月・8月・9月にもコラムを公開、合計3回キャンペーンを開催します。毎月の連載からポンポンのカラーをご確認ください。

参加方法Myssyfarmi JAPANのインスタグラムのフォロー
まだフォローされていない方は、下記のリンクよりぜひフォロワーになって早速ご参加ください。

締切 第1回目の抽選は、7月31日(金)まで

注意事項: 当選者の方には、Myssyfarmi公式アカウントのインスタグラムのメッセージからご連絡します。当選後は、フィンランドからトートバッグを発送するために、お名前とご住所・ご連絡先をお預かりいたします。国際郵便のため、発送には時間をいただきます。

当選者様からお預かりしたSNSアカウントを含める個人情報は、上記キャンペーンのみで使用させていただきます。お預かりした情報は適切に管理し、第三者に開示いたしません。

次回のコラムは8月です!トートバッグの当選チャンスは今月をあわせて合計3回ありますよ!この機会にぜひ、クールでウォームなMYSSYFARMIの農場ライフ、フィンランドで発信されるエシカルなブランドストーリーをご覧いただければ嬉しいです。

今、注目される北欧ブランドMyssyfarmi / 第1回
PR(このブログはMyssyfarmiからの提供により作成したコラボ連載です)

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