今、注目される北欧ブランドMyssyfarmi / 第3回
PR(このブログはMyssyfarmiからの提供により作成したコラボ連載です)
エシカルってなに?
さて、今回のコラムは第3回目で最終回。今回もコラムの最後に、トートバッグのプレゼントキャンペーンを掲載しています。こちらも合わせてご覧くださいね!
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実は私、この3回の連載コラムでMyssyfarmiと深く関わることによって、「エシカルファッション」について初めて深く学びました。
これまで「エシカル」という言葉は、SNSや環境問題を発信しているインフルエンサーの投稿から知ってはいたけれど、自分ではまだエシカルについて詳しく語れなかったのです。意訳すれば「倫理的な」「道徳的な」という意味を持ちますが、倫理的な消費、倫理的なファッションって一体なんだろう。
![ミッシーファルミ](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/2020muffi-model8.jpg)
私と同じく、このように疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は…少しでもこの言葉の意味をさらに知っていただく機会になればと思い、わたしがMyssyfarmiのブランドから学んだエシカルについてまとめてみました。
なぜ、Myssyfarmiはエシカルブランドなの?
![ミッシーファルミ muffi](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/2020muffi-model3.jpg)
ミッシーファルミのユニークな生産
![おばあちゃん](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/myssybrandpage-story05.jpeg)
まず知ってほしいのが、ニット帽もスヌードマフラーも、あらゆるニット製品が機械ではなく、手編み職人のおばあちゃんたちによってハンドメイドで作られていること。
おばあちゃんたちの働き方は自由で、本社に来ていただくのは月1度の集会が基本。(現在は大人数での接触を避けるために、少人数制の分散集会だそう)普段は自分の家で、好きな時間に編み物をしてもらう製造方法で、陽気で楽しいおばあちゃんたちは好きな時間にお仕事をしています。
![手編み ニット帽](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/myssybrandpage-story01.jpeg)
エシカルファッションの定義の中には、労働者と対等なパートナーシップに基づいた取引がされているか(例えばフェアトレード)・賃金が適切に支払われているかも問われます。地球環境だけでなく、人の労働環境も重視されているのです。
ちなみに、おばあちゃんの雇用は年々増え続け、今では約50人のおばあちゃんが職人として働いています。最初は、ポウトゥア付近に暮らすおばあちゃんだけだったのが徐々に人気のお仕事になり、ミッシーファルミの編み物職人になりたい志望者は増えているそうです。
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つまり、地球環境に優しい方法で、誠実なものづくりを続けながら雇用も増やしていくという、幸せの国フィンランドを代表するかのような、製造ラインで運営しています。
また、1点1点を手編みで作るというのは、大量の電力や水の消費等も少ないことから、環境汚染に直接繋がる生産方法ではありません。
2.消費者の顔が見える、トレーサビリティーへのこだわり
前回の記事でも取り上げた「トレーサビリティー」(追跡可能性)もこのブランドが重視している大切なキーワード。
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ニット帽は誰が作ったの?
![Myssyafrmi](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/janne.png)
フィンランドに暮らす、おばあちゃんです
![](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/alemyssy.png)
どのおばあちゃんが作ったの?
![Myssyafrmi](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/janne.png)
ニット帽の中を見てください。タグにサインが入れられています。さらに公式サイトのおばあちゃんのページでは、おばあちゃんの写真もご覧いただけます。
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![](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/alemyssy.png)
ニット帽の羊毛はどこから来たの?羊はどこで育つの?
![Myssyafrmi](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/janne.png)
提携している、フィンランド各地の15箇所の羊牧場で育てられた羊毛で、フィンシープ種と呼ばれる羊の毛です。
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この毛糸は誰が染めたの?
![Myssyafrmi](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/janne.png)
本社で染色家のスタッフが、手染めで丁寧に染め上げました
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これがものづくりの透明性。ちなみに、かなり詳しく公式ウェブサイトにまとめられています。素材から製品になる工程も、製品を取り扱う人たちのことも、全てにおいて追跡できるのです。
「え?それって当たり前じゃないの?」と思う方もいるでしょう。では、あなたが今日着ている服は?使っている道具は?いつも食べている食品は?
身の回りにあふれるもの全てが、倫理的な環境の中で作られたものでしょうか?ものを作る人の環境はどうだろう。職人さんや労働者は搾取されず、公正な取引はなされているのだろうか…?動物は正しい環境の下で育てられたのか…
![ミッシーファルミ](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/2020muffi-model5.jpg)
言い出したらキリがありませんが、製造コストを削減するために誰かが・何かが不当な扱いを受けていたり、環境破壊に繋がる方法で取り組まれていないかという裏側を知って、誠実な消費者になることも、未来のために大切なことなのです。
もっとも、環境汚染を招くビジネスや不当な雇用を強いる企業を完全に避けて、100%倫理的なものを選んで生活していこう!というのは、情報収集にも時間がかかりますし、今すぐに始められることではないかもしれません。
だから、消費者の私たちは、まずは世間に向けて興味を持つべきなのです。
「それはどうやって作られたの?」「誰がどこで作ったの?」
こうして普段から疑問をもち、私たちが少しずつでも誠実なものを選びたいという意思を持つことで、地球環境を考える一員になれると思います。
3.天然素材を使い、羊毛の効果をいかす
Myssyfarmiで作られる全てのニット製品は、ウール100%。サステイナブルマテリアルでもある、天然素材を使っているので、自然環境に負担はかかりません。さらにはフィンランド各地の羊牧場で育てられた羊の、オーガニックウールです。
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フィンシープ種という羊の種類で、羊の毛には弾力があり密度が高く、さらにメリノウールに匹敵する柔らかさがあります。羊毛を非常に優しく取り扱い、洗うことで、この素材の独特の柔らかさと、羊毛だけが持つ天然の油分ラノリンをできるだけ維持できるように努められています。(原毛は約20%のラノリンを含みますが、ミッシーファルミの糸には約5%含んでいます。)
![フィンシープ ウール](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/08/myssy2-blog.jpg)
ラノリンは、人の肌にやさしく、帽子の素材である羊毛の糸に自然の撥水効果と、汚れが付きにくい効果があります。自然が生んだ、自然による効果を活かしてニット製品を作っています。
4.廃棄される羊毛を救う
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実は、羊の健康管理のために、年に2回は必ず羊毛をカットしなければいけないので、その時にとれる羊毛が帽子の素材となっています。もしこの羊毛を使わなかったらどうなるかというと、廃棄物として処理されていたかもしれません。
実は、羊毛が高品質の素材であるにもかかわらず、未開拓のビジネスチャンスの市場価値が低いことにより、フィンランドのウールの60%以上が廃棄物として燃やされています。そこでMyssyfarmiは各地の羊牧場に、公正な価格を支払って羊毛を取引することで、この流れを変えることを目指しています。
この行動によって、羊毛に新しい価格基準を設定し、国内のウール市場がより利益を出せるように努めています。
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何もしなければ廃棄されてしまいかねない天然素材を救い、私たち人間が冬をあたたかく過ごせるように、ニット帽に変化させて大切に消費すること。これぞ倫理的で、価値のある消費ですね。
つまりミッシーファルミのブランドは、ただのファッションブランドではないのです。
![ミッシーファルミ メンバー](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/myssybrandpage-story04.jpg)
地球環境を考えられたエシカルブランドであり、未来を考える新しい形のファッションビジネスなのです。
エシカルに興味を持つことから始めよう
![](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/2020muffi-model2.jpg)
環境問題に興味を持ち始めた方にとって、または私のように勉強中の方にも…ちょっと難しく聞こえてしまう「エシカル」の言葉。しかし、こうしてあるブランドを例に挙げて紐解いていけば、倫理的、道徳的なものづくりとはどういうものなのか、だんだん見えて来ませんか?
もちろんミッシーファルミはひとつの例にすぎません。他にもいろんな企業やブランドが環境問題や人権問題の課題に対して、さまざまなアプローチをしています。この機会に、あなたが好きなブランド、企業、メーカーさんにちょっと興味を持ってみるのはいかがでしょうか?
エシカルファッションをもっと詳しく知ろうと思う方は、こちらの「エシカルファッションジャパン」で9つのエシカルを見ていただければ、簡単にまとめられているのでさらに参考になると思います!
完璧になれなくてもいい、私が思うエシカルとの向き合い方
世界で毎日のようにいろんなものが作られ、消費されていく暮らしは歯止めがききません。でも私たちは、時には一歩立ち止まって、消費について考えることができます。そして何より、ものを選ぶことができます。
前述したように、使うもの、食べるもの、着るもの…全てにおいて地球環境のことを考え、完璧に100%エシカルなものを選ぶというのは、すぐにできることではありませんが、一歩一歩変えられること・選べることからはじめていくことは大切です。
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「〇〇はできないから、私は地球環境なんて救えない」とか「〇〇をしているから、他のことをやったって無駄」というような、どうせ完璧になれないなら、環境保護に繋がることを1つしたとしても一緒…なんて思わなくていいのです。
できることが1つでもあれば、1歩前進。100人の1歩が揃えば100歩前進になるのですから、変えられないことがあるからやらない、じゃなくて、できることがひとつあるならやっておく。そのくらい、環境問題に対する意識が身近になればいいなと私は思います。
![ミッシーファルミ](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/myssyfarme2020-1.jpg)
わたしとエシカル、実際はどうなの?
かくいう私も、普段の暮らしを見つめてみれば反省点がいっぱい。もちろんリサイクルやリユース、古着を買う、古着を寄付する等、できることから取り組んでいますが、できていないこともたくさんあります。
たくさんのプラスチックを消費しているし、食品を腐らせて捨ててしまうこともあるし…
だから、日々エシカルな暮らしを発信されているインスタグラマーさんの投稿を見ると「すごいなあ…。私にはそこまでできるのかなあ…」と、思うことも正直あります。
例えば、何度も繰り返し使えるコットンパフを使っている投稿を見たときは、もう本当に尊敬したし、Noプラスチックで容器なしの石鹸シャンプーやリンスは、私のゴワゴワくせ毛じゃ洗えるか不安で手が出せないし…
そうやって色々と、究極のエシカル消費に取り組むすてきな人たちを繰り返し見ていると、自分がちょっと情けなくて…負い目を感じることもありました。
でも最近は、自分をネガティブに捉えることは一切やめて、彼らのような先駆者を見習って、できることから始めていく人になろうと思っています。
わたしが選んだ、エシカル消費
例えば、今年は天然素材で作られたリネンのワンピースを2着、初めてオーダーメイドのショップで頼んでみました。
いつも買うワンピースの金額の1.5倍〜2倍するため、もちろん最初は迷ってしまったのですが、その企業が注文されたものしか作らない方法で、お客様が本当に欲しいと思ったものを、お客様の好きな色で、大きさで、丈で作ってくれるというのに惹かれて、購入しました。ちなみにお届けまでは3〜4週間かかります。でも、待っている間に、誰かが自分のために作ってくれることを想像すると、とっても楽しみでたまりませんでした。
![フィンランドの夏](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/08/39d6d4908d82efd9050b1d22943f5211.jpg)
写真とは別のワンピースですが、裾の長さを自分用に仕立ててもらったマキシ丈ワンピースもお気に入り!。背が小さいわたしにとって、自分用にして送ってもらえるなんて本当に嬉しかったし、長年着用して思い出を重ねていこうと心に決めました!
また、他に変わったことといえば、サスティナブルな歯磨き(持つところが木製の歯磨き)に変えたことかなあ。しかも運よく、自分の歯にぴったりな歯ブラシだったから、これはずっと愛用できそうだ…!
こんな風にちょっとずつ「エシカル」と「サスティナブル」について学び、他のブランドの裏側にも興味を持って、自分にとっても地球にとっても良いものを選ぼうと行動しています。
小さな力でも、いつか大きなパワーに繋がりますように
全てのファッションブランドが、突然エシカルになれない中で、できることから率先して前に進むファッションブランドやメーカー、企業をわたしは応援したいと思っています。もちろん、私のちょっとしたエシカル消費は何億万人の中に埋もれた、小さな小さなありんこパワーですが、その微力でも先ほど述べたように0より1の方がまし。「できることから」始めていこう…。
![](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/PAPPA-TUNTURI-lowres-1-of-51-33-1024x683.jpg)
また、エコ活動、リサイクル、リユースもとっても大切なことですが、それはすでに生まれたものをどう扱うかの課題。この時代に生きる私たちは、生まれる前の、新しいものが作られるところにも着目していくべきではないでしょうか。
これだけ世界にいろんなものが溢れるのだから、コンセプトや生い立ち、行程、働く人の環境などに、ちょっと厳しい目を持って着目できる消費者になれたらいいですよね。
さて、今回も最後に、トートバッグのプレゼントキャンペーンを掲載しています。
It’s not cool. It’s warmを身につけよう
IT’S NOT COOL. IT’S WARM
![myssyfarmi](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/08/myssy2-blog4.jpg)
先月のコラムの最後にもご紹介しましたが、実はこのフレーズ、フィンランドで開催されるクリエイティブデザインコンテスト「Vuoden huiput 2018」のテキストカテゴリーで、銀賞に選ばれました。この粋なスローガンは、Myssyfarmiのオリジナルトートバッグにプリントされて販売されています。
![myssyfarmi](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/07/Myssy2020-18-of-40.jpg)
表にはニット帽につけられる木のボタンとお揃いのロゴがプリントされ、ふわふわの羊毛で作られたポンポンがついている、個性的なトートバッグ!
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Myssy2020-14-of-40.jpg](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/07/Myssy2020-14-of-40.jpg)
こちらのトートは、フィンランド国内のウェブショップからしか購入できないので、日本国内では未販売。そこで!
スオミの旦那と一生一笑のブログとMyssyfarmiのコラボにより、7月からプレゼントキャンペーンを行なっていました。今月が最後です。
トートバッグプレゼントご応募について
![](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/Myssy2020-19-of-40.jpg)
今年の夏は(7月終了・8月終了・9月)毎月コラムの最後に、ミッシーファルミの異なる色のポンポンがついたトートバッグを2名様ずつにプレゼントしています。(発送は国際郵便でフィンランドよりお届けいたします。)
![](https://suomi-isshoissho.com/wp-content/uploads/2020/09/Myssy2020-22-of-40.jpg)
プレゼント 今月はレッドのポンポンがついたトートバッグを2名様にプレゼント
対象Myssyfarmi JAPANの公式アカウントをフォローしてくださっている方の中より抽選で毎月2名様が選ばれます。今回が最後で、今回を入れて合計3回キャンペーンを開催していました。
参加方法Myssyfarmi JAPANのインスタグラムのフォロー
まだフォローされていない方は、下記のリンクよりぜひフォロワーになって早速ご参加ください。
締切 第2回目の抽選は、10月4日(日)まで
注意事項: 当選者の方には、Myssyfarmi公式アカウントのインスタグラムのメッセージからご連絡します。当選後は、フィンランドからトートバッグを発送するために、お名前とご住所・ご連絡先をお預かりいたします。国際郵便のため、発送には時間をいただきます。
当選者様からお預かりしたSNSアカウントを含める個人情報は、上記キャンペーンのみで使用させていただきます。お預かりした情報は適切に管理し、第三者に開示いたしません。
さて最後になりましたが、この機会にぜひ、クールでウォームなMyssyfarmiの農場ライフ、フィンランドで発信されるエシカルなブランドストーリーをご覧いただければ嬉しいです。
今、注目される北欧ブランドMyssyfarmi / 第3回
PR(このブログはMyssyfarmiからの提供により作成したコラボ連載です)