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海外在住で苦労した「語学・暮らし・仕事」最初の3年間を綴ってみる【私の経験】

海外在住で苦労した「語学・暮らし・仕事」最初の3年間

海外に住んで苦労することは人によって本当にさまざまですが、大人になってから苦労するのはやっぱり語学学習で、さらには現地での仕事探し。

人それぞれ、海外移住にはいろんな経緯とバックグラウンドがあるから、中には全く苦労しない人もいるかもしれませんが、ほとんどの人が何かしら、地道な努力を重ねてきたのではないでしょうか。

そこで今日は海外に住む平凡な私が、フィンランドに移住して最初に苦労した3年間を「語学勉強・暮らし・仕事」に絞って少しお話しします。

今だから言える!
あの頃は辛かったけど、今だから言えるポジティブなコメントも付けました。今まさに海外暮らしで奮闘中・苦労している人に届きますように。

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海外在住 1年目の苦労

語学:第三言語の語学学習。

#1年目日本では英語にちょっと自信があったけれど、海外に出ればチーン。英語をもっと深く学び直さなくちゃ!もっと単語力をつけなければ!という焦りがどっと押し寄せました。

さらに私の移住先はフィンランド。フィンランド語の学習も始まり、語学勉強で頭がいっぱいに。
フィンランド語を習いたての頃は、まともにコーヒーの注文もできなくて、悲しくなったものです。でも一番辛かったのは、実はこういう時。

海外在住 1年目海外在住1年目 海外在住1年目

もちろん、1年目は何もかもが初めてで、好奇心があり、どこへ行っても新鮮さに包まれて楽しかったです。しかしながら、人と十分にコミュニケーションが取れないことで、徐々に自分らしさが失われていくことにも気がつきました。

飲み会の席やご飯を食べているときに、一緒に冗談を言ったり、お腹の底から笑えない日々がどんなに寂しかったか。これまでは母国語で、自分の言葉で、自由に自分を表現できたのに、それができていない…

私の場合、「ツッコミたい、ボケたい…」という関西人らしい葛藤があって、見えないストレスが徐々に溜まっていたのです。

幸い、フィンランド人は多くの人が英語を話せるので、フィンランド語ができなくても英語では楽しく会話はできます。

でも…

いつか、どちらの言語も自由に操れるようにならないと、コミュニケーションの満足感は手に入らない…。自分との戦いだと痛感しました。

今だから言えること
焦らずコツコツと頑張れば、一歩一歩未来に繋がるので、諦めず自分のペースで頑張るべし。他人と語学力を比べて落ち込む時間は無駄!考えない!
人それぞれに学習ペース、得意・不得意があるから、自分の暮らし・時間に合わせて、楽しむ気持ちで学ぶことがまずは大切です。

暮らし:大人になったのに、もう一回やり直し

#1年目日本で何十年と暮らして自然と得られた基本的なことが、自分一人では何もできなくなりました。

もちろん旦那が「フィンランド語だから仕方ないよ」「まだ君はこの国を知らないのだから任せていいんだよ」と言って助けてくれたのですが、ひとりで銀行も行けない、病院の予約さえできない、何かの手続きも一苦労…

何を始めるにも、選ぶにも、1人でできなくて「私、大人なのに…」とショックを受けて。大人の生活をもう一回全てやり直すことは、正直疲れます。「なんでこんなこと、助けてもらってるんだろう」と。

今だから言える!
あの頃はネガティブに捉えていたけれど、この経験は20歳になってから体験してよかったなと思っています。この歳で、こんなことを人に助けてもらうの?ということでさえ、まわりの人に協力していただき、人の優しさとあたたかさをなんども実感し、出会いも多くありました。私がしてもらった援助は、他の形でお返しできたらいいなと思います。

仕事:自分を見つめ直す時間。仕事について考えた

#1年目数ヶ月は移住先に慣れることに集中していますが、だんだん慣れてくると、この国で生きていくために、どんな土台作りをするべきなのかと自分に問う毎日。

やりたい仕事を見つける、または自分の分野とは全く違う分野を始める、もしくはもう一度学校に行く、仕事が見つかるまでバイトする…
いろんな選択があるわけですが、未来を考えながら(探しながら)自分の能力でどこまでやっていけるのかという恐怖が膨らんでしまったりしますよね。

自分が何をしたいのかを決めて、0から行動することに不安が大きかったです。

今だから言える!
自分を改めて見つめ直す時間をたっぷり得られたし、最初の1年は結果的にとってもいい時間だったのは間違いないです。焦ってもストレスしか溜まらない。まずは今の状況を踏ん張って生きていく。それだけで、大丈夫。余力があれば、アンテナを張って考える時間に使いましょう。そしたら2年目、3年目は情報をたくさん得た上で選べるかもしれないからね!

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海外在住 2年目の苦労

語学:第3言語が少し成長しても、会話にならなかった

#2年目やっとフィンランド語の基礎が少し身についたけれど、英語を習っていた時と同様の難題が待ち受けています。だいたいは聞き取れるけれど話せない、単語はわかるけどどう返答したらいいのかさっぱり。ニコニコして頷くのが精一杯だったこともありました…

あおい

1年目はフィンランド語の簡単な基礎と現在形しか習ってなくて、過去の話ができなくて困ってたよ!笑

お店でやっとフィンランド語で注文できるようになったと思えば「ポイントカードは?」「セールやってるけど、もう1点買わない?」こんな質問が聞き取れなくて、結局英語に変えてもらって、がっくり落ち込んだりとか。

フィンランド語を一体いつになったら、ちゃんと喋れるようになるのだろうかと自己嫌悪に陥るわけです。

今だから言える!
どんな言語でも、「難しい!」と言って完全に諦めず、自分の隙間時間を使って、嫌いにならない程度に続けて行くのがいいです。完全に手放してから戻るのはきつい。時間を設けてちょっとずつでも成長を感じるのが継続のコツ。ちなみに、何年経ってもフィン語は難しいから!(笑)

暮らし:まだ友人や夫に何でも頼ってしまう自分に嫌気がした

#2年目難しいフィンランド語の書類、携帯にかかってきたセールス電話、病院探し、などなど。

数えたらきりがないけれど、あれもこれもまだまだ友達や旦那に頼ってしまう自分。「当たり前のことができない」「自分で選べない」そんなことの連続で、だんだん自分で決めて選ぶことを諦めることもありました。

夫に聞いたら早い、夫にやってもらった方が完璧…。せっかく勉強したフィンランド語が現場で全く活かせず、完全負の連鎖で心がぽきっ。自分が情けなかった。簡単な道へ逃げてしまう度に嫌気がさして後悔して、ひとり苦しんだり。

今だから言える!
丸投げはよくないけれど、正直仕方ないこともたくさんあります。だから自分を決して責め過ぎないこと。手続きや登録を手伝ってもらった時に、そこで終わりではなくて、「なぜこうするの?」「今日は何をしたの?」「何でこれが必要なの?」などと質問してこの国を知ろう!一歩でも近づこう!というやる気が大事。

とは言っても…2年目なのにわたし名義では信用が全然ないのも、ちょっと辛かったことです。以下はパソコンを買った時のエピソードです。

こういうこともあるから、仕方ないこともたくさんあるんだよ…。

仕事:日本で頑張っている友人や家族と自分を比べてしまった

#2年目20代の私は、日本で仕事を頑張る友達を見ては、「自分は今何をしているんだろう」と不安になりました。

それに、成長できると思っていたことが、全然進歩していないから自問自答の毎日…

私の場合は1年目に本格的にブログを仕事にすると決めて、そこから一番葛藤していた時でした。本当にこのままでいいのか。どんどん成長して行く友達を見ては、自分の未来が想像できなくて、落ち込んだことも。

今だから言える
結果的には踏ん張って、可能な限りいろんな仕事・チャンスに手を伸ばしたのが良かったです。短期間ですが学校でアートの先生をしたり、執筆活動を行ったり…いろんな1つ1つの活動が結果的に未来へ繋がりました。

自分と少しでも関連があることに行動して道を作ることが大切。

自分には無理だ…と思うことも失敗を恐れずやってみてよかったなと。行動していたら周りの人や知り合いがチャンスをくれたり、場所や人を繋いでくれたりするものです。諦めず、自分の足で行動。それだけで来年、再来年のフィールドが違うかもしれません。

海外在住 3年目の苦労

語学:会話になりだしたと思ったら、口語になる難しさ

#3年目ちょっとずつフィンランド語の勉強を重ねてきたけれど…ちょっぴり会話ができるようになっても、まだまだ文法も足りない、さらに簡単な文章も文語ばかり話してしまうので、フィンランド人の友達の話す口語に追いつかず(理解できず)会話は英語の方がやっぱり簡単…。

一度夫の友人との飲み会で、「少しならわかるからフィンランド語で話して欲しい!」と頼んだら「okay!!僕ら文語で丁寧に喋った方がいいよね」となってしまい、レベルに合わせてもらう会話となってしまったりね…(笑)嬉しいんだけど、悔しくて。

さらに、ビジネスでは英語、暮らしの中ではフィンランド語の練習で、正直脳がお手上げ状態。精神的にも疲れてしまうことがありました。フィンランド語の単語と英語が混じったり、言葉がつまったり。もちろんどちらの言語でも説明できないこともあったし、自分の能力の低さが悔しくて悔しくて、頭が爆発しそうな瞬間もあった。

今だから言える
語学学習の苦しい山を乗り越える、それしかないんです。それしかないのです。どちらも身につけるためには、この3年目からの努力がさらに大切になります(泣)。私はここが足りなかったので、4年目の今も奮闘中(結局〜)。単語・文法を繰り返し身につけ、練習し、自分にあった勉強方法を続けて行くこと。

暮らし:成長して欲が出る、さらに他人と比べて劣等感

#3年目1年目に比べれば、ちょっとは成長して自分1人で判断できるようになりました。

自分で書類を読んで選んだり、必要な手続きをフィンランド語でもできるようになったり。でもだんだん慣れてくると、次はここにはない不満が見えてくるように。

「日本だったらこうなのに」「日本ならすぐ終わるのに」「日本ならすぐ買えるのに」なんて不満がポロポロ。だんだん欲が出てきて、ストレスが積み重なる3年目です。

個人的にどうしても楽しくなかったのがお買い物。

ショッピングモールの服屋のチェーンはほとんど同じ。だから文句言ってたな…それにサイズが大きすぎたり長すぎたり、欲しいもの&着られるサイズと出会うチャンスがほとんどなくて。(4年目の今は、ネットでヨーロッパから取り寄せたり、好きなブランドもできました…)

(正直1年目から思ってたけど。この頃も一緒。笑)

また、3年目はプライドとの戦いもありました。
知らないこと、できないことがあると「3年目なのに…」と数字を見て自分を責めてしまったり。また、周りの友達の素早い成長(語学や仕事の面も含めて)、成功を羨ましくて、自分と比べてしまうことも。

人それぞれに暮らしのペースがあることはわかっていました。でも他の人に置いていかれているような気がしてしまう時期だったんだと思います。

今だから言える
3年目という3の節目で落ち込みがちだけど、自分を褒めることも忘れてはいけません。特にネガティブな人は、自分を過小評価してしまったり、劣等感に苦しみますが、マイナス面ばかりをみることは禁物。(これはポジティブな夫が支えてくれたので言えますが…)

自分は「何ができた」「何が進歩した」「どう成長したか」他人とは比べず1年前の自分と比べるのがいいですよ。

仕事:隣の芝生は青い。葛藤と無い物ねだりの連鎖

#3年目仕事や活動の場所が広がって、徐々に自分の居場所が見えてきた頃、わたしがとにかく羨ましかったのは「フィンランド人の能力」です。母国語はもちろん、英語はほとんどの人が流暢に話せる。わたしと比べれば、何から何まで月とスッポン、どう頑張っても同じフィールドには立てません。

自分の土台がやっと見えたのに、高さは全く違うなと感じたものです。

さらに、私のまわりのフィンランド人の友人は、基礎知識も高く、仕事だけでなく趣味や語学学習に熱心な人がとにかく多い。勉強する時間も設けて、仕事をしながらライフスタイルでものびのびとしていて…。
嫉妬心が一滴一滴徐々に溜まって、3年目に溢れ出たかのように、比べてしまう癖が出始めました。
何からやったら彼らの暮らしに辿り着けるのか…なんて考えて…。

今だから言える
たったの3年で大きなことを成し遂げる人や、成功する人は一握り。時間はかかるし、自分が満足できる居場所や土台を作ろうと思えば、そもそも3年なんかではできやしない。それに、4年も3年も人から見ればそんなに変わらない。数字で見るより、まずは明日にどう繋げて行くかが大切と考えるようにしました。

海外移住・在住の苦労

こんなふうに3年という長そうで短い時間の中、小さな成長を繰り返し、毎年さまざまな苦労と葛藤を味わいました。

これは私の人生だから1つの経験談でしかないけれど、今から海外に在住する人や、今まさに数年目でストレスを抱えて悩んでいる人に、「私もそうだったよ」「同じ経験をした私がここにいるよ」と伝えられたら嬉しいです。

海外だけでなく、新しい土地で暮らし始めるというのは、簡単なことではありません。新しい土地でさまざまなものを吸収し、戸惑いながらも、自分に必要なものを掴み取って創りあげていくのは、自分しかいません。

他人任せじゃ、楽しめないですから。

新しい土地で暮らすって、まるでパズル

海外暮らしは私にとって、まるで、一度バラバラになってしまったパズルにまた自分で色を塗りながらはめていくような感じ。だから、完成形がわからなくても、とりあえずピースを集めて楽しめる人が、海外や新しい土地への移住・在住に向いているのかなと思います。

パズルのピースの形にも、すぐにはまる簡単なものがあれば、まだまだどこにもはめられない歪な形があって、焦って無理やり隙間にはめ込むよりは、少し待ってからはめた方がいいこともあります。

私にはそういう瞬間がありました。一度は後回しにしたけど、あとでぴったりな場所に行き着いた経験が。

それぞれの成長、それぞれの未来に合わせたピースの順番があるんじゃないかなと、思うんです。

だから、しんどい時はひどく落ち込まないこまないで。とりあえずピースを握りしめて待っていれば、時間はかかるかもしれないけれど、自分らしい形に完成できると思いますよ。

3 Comments

Yuko

はじめまして!私は現在仏在住3年目でフランス語ゼロからスタートだったので書かれていることまさに自分と重なりました!でも海外在住の方は皆同じ思いなのかなと思うと少し気が楽になりますね。
これから、最大の苦行(笑)クリスマスに突入するので今からビビりまくりです。

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なえ

初めまして!フィンランド留学中の高校生です。
(期間も目的も違いますが…)今、大変だなと思っていることが記事の内容と重なっていて、すごく励まされました!ありがとうございます
あおいさんのように長期間、生活の基盤を海外に置いている方を尊敬します…そして応援しています
ブログの情報がこちらの生活の助けになっていますし、日常漫画も大好きです
これからも素敵なブログや漫画を楽しみにしていますね。

返信する
さく

留学を目指していた大学生の頃からブログ読ませてもらってます
葛藤を乗り越えながら成長していくあおいさんほんとすごいな〜と思ってます。
わたしは今就職して、新しい環境でもがいてる部分があったので、勝手に共感してぐっとくるものがありました笑

ブログ楽しみにしているのでがんばってくださいね

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