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プロのウィンドサーファーがファッションブランドを始めるまでの物語【連載第2回】

今、注目される北欧ブランドMyssyfarmi / 第2回
PR(このブログはMyssyfarmiからの提供により作成したコラボ連載です)

創始者ヤンネさんの多彩な過去を探る

Myssyfarmiの創始者であるJanne(以下、ヤンネ)さん。

 写真左がヤンネさん 出典: myssyfarmi instagram

前回第1回目のコラムでは、創始者の彼がニット·ファッションブランドのMyssyfarmiの運営と同時に、ラウハンスウ家で受け継がれて来た農業を支えていると紹介しましたが、彼の過去にはさらに驚かされることが数多くあります。

創始者は元プロのウィンドサーファー

myssyfarmi提供写真
写真提供: Myssyfarmi

実はヤンネさん、かつてはプロのウィンドサーファーとして活躍し、2001年にはヨーロッパ選手権で優勝。さらに世界のTOP10ウィンドサーファーにランクインした経歴も持つ凄腕サーファーだったのです。

そこで今回は、そんな複数の顔を持つヤンネさんがMyssyfarmiを始めるまでの物語を紹介します。

ウィンドサーファーが、編み物を始めたきっかけ

高校を卒業した後からウィンドサーファーとして長い間活躍していたヤンネさんは、2001年の優勝から2年後、怪我を理由にサーファーを引退。その後はフィンランドに戻り、ラウハンスウ家の農業を引き継ぐことに決めました。

しかしこれまで彼の拠点が何年もの間スイスだったため、やっぱり引退後もスイスに留まることにします。

スイスでこれからの進路を考えている間、ヤンネさんはスイスのダボスで冬の間スキーを楽しんでいました。

myssyfarmi 始まり

そんなとき目に入ったのが、友人のユリアさんが使っている手編みのニット帽。彼も同じものが欲しくなったのですが、手編みだからもちろんどこにも売っていません。

myssyfarmi 始まり

そこでヤンネさんは、自分の手でニット帽を作ることにしたのです。

しかし、作り方を知らなかったヤンネさん。Teuhiにあるマウンテンカフェでこの地域に住む老婦人から編み物を教わりました。

myssyfarmi 始まり

ニット帽を一生懸命編んだヤンネさんは、ついに1週間かけて手編みのニット帽を完成させました。

myssyfarmi 始まり

しかし、完成したニット帽はまるでティーコージー(ポットにかぶせるカバー)のように見えました。フィンランド語でティーコージは「pannumyssy」と呼ばれています。

そこで、ニット帽は「Myssyと名付けられました。

myssyfarmi 始まり

これが、手編みで作ったニット帽の記念すべきMyssy第1号になったのです。(当時2006年)この最初のMyssyは今もこのカフェに残っているそうですよ。

この頃よりヤンネさんは編み物に夢中になり、どこへ行っても編み物を続けました。

一番最初のmyssy
これがヤンネさんが作ったニット帽第1号 提供: Myssyfarmi

また、ダボスにいるたくさんの人々が自分だけのMyssy(ニット帽)を欲しがり、スキーで楽しんだ日の後には編み物をし始めたそうです。このMyssyの集まりは、ファッションショーや、アフタースキーをテーマにしたいろんな形で広がっていきました。

myssyfarmi提供写真
写真提供: Myssyfarmi

フィンランドに帰国、農業を受け継ぐようになってから

そして数年後の2008年、現在の奥様であるAnnaさん(以下、アンナさん)と出会ったことをきっかけに、本格的にフィンランドへ戻りました。

そこから彼はフルタイムで農場の開発を始め、農地全体を有機農家にする準備を整え農業を始めます。

奥様のアンナさん(現在MyssyfarmiのCEO)は、当時ヘルシンキの広告業界で働くキャリアウーマン。そんなアンナさんにとって、クリエイティブな仕事と編み物はいつも自然なことだったため、彼女も編み物を始めるまでには時間がかかりませんでした。

そして翌年の2009年にMyssyfarmiが誕生しました。二人は古いラウハンス家の農場に引っ越し、フィンランドの農家で使われる特有の位置付け「EMÄNTÄ(エマンタ)」と「ISÄNTÄ(イサンタ)」になりました。

エマンタとイサンタとは?
昔からフィンランドでは、農家を運営する主任の呼び名として使われています。女性はエマンタ、男性はイサンタ。他にも、何かを運営するリーダーやオーナー、主催者のことをさすこともあります。

羊との出会い

その後2人は、ラウハンスウ家の農場へ、近くの羊牧場で育てらてたフィンシープの羊たちを3匹迎え入れました。名前は「Susi スシ」「Bambi バンビ」「Onni オンニ」。

フィンシープ種
Myssyfarmiの農場の羊小屋(2020年の写真)

その時、フィンシープの羊の毛の秘密に気がついたのです。

フィンシープ ウール

フィンシープの羊毛には、素晴らしいナチュラルな色合いがあり、メリノウールに匹敵する柔らかさがあります。そして何より、国産という強みまで揃った貴重な素材です。

羊牧場リンタラファーム

そこで彼らは、1000匹もの美しいフィンシープを育てる羊牧場リンタラファームと協力し、ニット製品の素材は、全て追跡可能な羊毛(ウール)だけを取り扱うことにしました。

出典: Myssyfarmi instagram

トレーサビリティーにこだわる、Myssyfarmi

Myssyfarmiが手がけるニットアクセサリーも、ヤンネさんが自ら育てる有機食品も、全てに共通するのは100%トレーサビリティー(追跡可能性)であること

羊の毛はどこから来るのか、羊はなんと呼ばれているのか、ニット帽は誰が編んだのか、菜種油の原料であるセイヨウアブラナはどこで育ち、誰が作り、誰がボトルに詰めているのか…

自らの手で育てるきれいなオーガニック食品と、国産の羊毛を使って手編みで仕上げるニット帽どちらにも情熱を注ぎ、オーガニックであることはもちろん、トレーサビリティーへも強くこだわります。

myssyfarmi オフィス
追跡可能性について
追跡可能性(トレーサビリティー)が注目されているのは、ものづくりに求められる「サスティナブル(持続可能性)」と同様に、大切なことだからです。

製品がどこで、どのように作られ、誰が、どんな環境の中で作ったのかという過程を追跡できることが、トレーサビリティー。

また製品に使われる素材、それを育てる労働環境、そしてその素材が今後地球環境にどのような影響を与えるか等…製品が作られる過程だけでなく使用される素材にも注目してものづくりに徹することは、環境と人権保護、安心や信頼にも繋がっています。

Myssyfarmiは生まれるべくして生まれた

これがMyssyfarmiがフィンランドの農場で、そしてポウトゥアで始まった物語であり、創始者ヤンネさんの歩んできた過去なのです。

14年前に不器用な手で編んだニット帽「MYSSY」がきっかけで新しい進路を見つけ、フィンランドに帰国してからブランドをはじめて、今年で11年が経ちました。

myssyfarmi オフィス
ポウトゥアにあるオフィス

10年目を迎えた昨年には、自宅オフィスからポウトゥアにある古い廃校へ移設して事務所も構え、この10年の間にメンバーも徐々に増え、サスティナブルでエシカルなファッションブランドをフィンランドから発信しています。

現在は、有機農家とブランドの創始者、そして4人の子供の父親になったヤンネさん。かつては世界で風に乗り波に乗った才能を、今はエシカルでサスティナブルが求められる新しいファッションビジネスの時代に乗って、未来へ進んでいます。

ちなみに編み物が趣味になってからこれまで、ヤンネさんがMyssy製品を作った数はおおよそ1000個にもなるのだとか…!

出典: myssyfarmi instagram

Myssyfarmiのこれからやブランドのことをもっと知りたい方はぜひ、日本公式アカウントよりご覧ください。ポウトゥアの日常や、農場の暮らしの裏側を日本から覗いていただけるでしょう。

おまけ お茶目なヤンネさんとネクタイの話

昔、ヤンネさんがお友達の結婚式に招待されてアフリカに飛んだ時のこと。結婚式の前夜にネクタイを忘れたことに気がつきました。当時、編み物をまだ習ったばかりだったのですが、ネクタイを丸一晩かけて自分で編んで結婚式に出席したそうなんです。

myssyfarmi 始まり

なければ作る!スイスで初めてニット帽作りに挑戦した頃のように、ファッションを自分の手で楽しむヤンネさんの素敵な発想に驚かされますね。

ご覧の通りニットのネクタイは今は製品となり、ニット帽やマフラーに並んで豊富な色で販売されています。ちょっとカジュアルに着こなす、スーツ姿にもぴったり。

出典: Myssyfarmi

他にもヘアーバンドやスヌード、スカーフ、サマーハットにトートバッグなどなど、毛糸の素材がいかされたニットアクセサリーが豊富です。

トートバッグは今回のコラムで今月もプレゼントキャンペーンを開催しています。気になる方は最後までぜひご覧ください。

次回のMyssyfarmiの3回目コラムは9月!こちらもお楽しみに。

関連記事 きっとあなたが知らない町、ポウトゥアの農場で生まれる北欧ファッション【連載第1回】
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It’s not cool. It’s warmを身につけよう

 IT’S NOT COOL. IT’S WARM

myssyfarmi

先月のコラムの最後にもご紹介しましたが、実はこのフレーズ、フィンランドで開催されるクリエイティブデザインコンテスト「Vuoden huiput 2018」のテキストカテゴリーで、銀賞に選ばれました。この粋なスローガンは、Myssyfarmiのオリジナルトートバッグにプリントされて販売されています。

myssyfarmi

表にはニット帽につけられる木のボタンとお揃いのロゴがプリントされ、ふわふわの羊毛で作られたポンポンがついている、個性的なトートバッグ!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Myssy2020-14-of-40.jpg
トートバックの生地はPurewaste textilesによって制作。100%リサイクル素材で作られています。

こちらのトートは、フィンランド国内のウェブショップからしか購入できないので、日本国内では未販売。そこで!

スオミの旦那と一生一笑のブログとMyssyfarmiのコラボにより、7月‧8月‧9月の3回に渡ってプレゼントキャンペーンを行うことになりました。

トートバッグプレゼントご応募について

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Myssy2020-15-of-40.jpg

今年の夏にこのブログに3回にわたって掲載されるコラム記事をご覧ください。(7月終了・8月・9月開催)毎月コラムの最後に、異なる色のポンポンがついたトートバッグを2名様ずつにプレゼントいたします。(発送は国際郵便でフィンランドよりお届けいたします。)

応募方法

プレゼント 今月はブラックのポンポンがついたトートバッグを2名様にプレゼント

対象Myssyfarmi JAPANの公式アカウントをフォローしてくださっている方の中より抽選で毎月2名様が選ばれます。毎月の連載からポンポンのカラーをご確認ください。(7月終了・8月・9月にもコラムを公開、合計3回キャンペーンを開催します。)

参加方法Myssyfarmi JAPANのインスタグラムのフォロー
まだフォローされていない方は、下記のリンクよりぜひフォロワーになって早速ご参加ください。

締切 第2回目の抽選は、8月30日(日)まで

注意事項: 当選者の方には、Myssyfarmi公式アカウントのインスタグラムのメッセージからご連絡します。当選後は、フィンランドからトートバッグを発送するために、お名前とご住所・ご連絡先をお預かりいたします。国際郵便のため、発送には時間をいただきます。

当選者様からお預かりしたSNSアカウントを含める個人情報は、上記キャンペーンのみで使用させていただきます。お預かりした情報は適切に管理し、第三者に開示いたしません。

次回のコラムは9月です!この機会にぜひ、クールでウォームなMyssyfarmiの農場ライフ、フィンランドで発信されるエシカルなブランドストーリーをご覧いただければ嬉しいです。

今、注目される北欧ブランドMyssyfarmi / 第2回
PR(このブログはMyssyfarmiからの提供により作成したコラボ連載です)

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