ポルヴォーどっぷり満喫旅！可愛い旧市街で過ごす1日観光プラン【MAP付】

ポルヴォーどっぷり満喫旅！可愛い旧市街で過ごす観光プラン

提供　VisitPorvoo（ポルヴォー観光局）

本日はフィンランド南部に位置するPorvoo（ポルヴォー）の街の魅力をたっぷりご紹介！
フィンランド旅行中に首都ヘルシンキとあわせて、旧市街の街並みが魅力的な「ポルヴォー」へ行ってみませんか？

このブログ記事は2019年5月に公開されたもので、それ以降更新しておりません。情報が古くなっている可能性がありますのでご注意ください。掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

ポルヴォーはフィンランドで2番目に古い街

ポルヴォーは、川沿いに並ぶ赤い倉庫群、色鮮やかでキュートな家々のショッピング通り、そして歴史を感じるリンナマキなど、有名な観光スポットが集まる旧市街が有名です。さらにヘルシンキからバスに乗って約1時間なので、旅行期間が短い人でも手軽に行ける観光都市。

そこで今日は、ポルヴォー旧市街で過ごした2日間の観光プランを、日帰りと1泊2日旅に分けてご紹介します。フィンランド旅行中のアイディアの1つになりますように！私の手作りマップはこちら

ポルヴォーの街を思いっきり楽しもう！1日観光プラン

1日中徒歩で回れるポルヴォーの旧市街

ポルヴォーは、有名な観光名所も可愛いショッピング通りも中心地にぎゅっぎゅっと密集しているので、途中バスやタクシーを使わなくても1日中徒歩でぶらり旅を楽しめるのが良いところ。地図さえ片手に持っていれば、街歩きはとっても簡単なのでひとり旅でも充分に楽しめます。

12:00 まずはヘルシンキからバスでポルヴォーへ

私たちはヘルシンキから12時にKamppiのバス停からonnibusに乗ってポルヴォーへ。50分でポルヴォーのバス停（Linja-autoasema）に到着。

英語が苦手でも安心！ポルヴォーへ最も簡単に安く行く方法【バス乗り方手順徹底解説】

13:00 ポルヴォーの人気レストランでランチ

ポルヴォーに着いて早速ランチへ。レストランは「Vanhan Porvoon Glasikko」という人気のレストランにしました。バス停から歩いてたったの10分。ポルヴォー大聖堂の目の前にあります。

外観からフィンランドの古い雰囲気が漂う可愛いらしい黄色の建物で、春からは外のテラスでも食事ができるようです。

レストランの中の雰囲気もすてき！とってもほっこりするレストランでした。

14:00 　観光スタート！まずはポルヴォー大聖堂へ

早速目の前のポルヴォーの大聖堂から。

真っ白な壁と大きな三角の傾斜の黒い屋根に、表の装飾が印象的。この大聖堂は、ポルヴォーの小さな街並みを川沿いから見渡す景色には欠かせないランドマークでもあります。

中は緑と茶色のコントラストが美しく、ゆったりとした静けさが漂っていました。

ちなみにこの大聖堂は過去に大きなニュースとなったので、フィンランド全土で知られている有名な大聖堂でもあります。というのも、ちょうど今から13年前の2006年5月末に、大聖堂の屋根が燃え上がる悲しい事件があったからです…。事件の概要はブログでは省略しますが、現在は屋根もしっかり修復されているので観光するときはご安心を。

14:30〜16:00 2つのストリートでゆっくりショッピング！

ポルヴォー川の近くにある2つの通り道、jokikatuとVälikatuはまさにお買い物天国の場所。

石畳の通りに立ち並ぶカラフルな木造の家々は本当に可愛くて、フィンランド好きの心をくすぐります。そんなキュートなお土産ショップを一軒ずつ見て回りながら、色鮮やかな家々を背景にして写真を撮ることも旅行者にとっては欠かせません。

ここにはデザイン&インテリアショップ、お洋服、アンティークorセカンドハンドショップ、おもちゃ屋さん、そしてカフェやレストランなどさまざまなショップが満載。

端から端まで全てのショップをぐるりと巡るなら、きっと3時間くらいは必要かも？どんなお店とお土産があるか先にチェックしたい方は、今度のブログ記事より参考にしてくださいね！

16:00 Cafe Fannyでお茶休憩

お買い物のあとはカフェでちょっと一休み。jokikatuの通りを抜けて広場に出たところのポルヴォー市庁舎の目の前、「Cafe Fanny」で、チョコレートケーキとお茶休憩を楽しみました。お天気がとっても良かったので外の広々テラスでほっこり。

17:00 Porvooの美味しいチョコレート屋さんBrunbergでお土産探し

ポルヴォーの中心地にあるチョコレート屋さん「Brunberg」は、フィンランドでおおよそ150年もの間愛されてきたチョコレート工場の1つ。チョコレートやファッジ、ゼリー菓子など種類はさまざまで、お店では試食しながらお買い物可能です！

スーパーでもBrunbergのチョコレートは手に入りますが、品数はやっぱりここが一番という印象。ちなみに、袋詰めや箱詰めのお菓子は意外にもお値段が安く、種類豊富にお買い物しやすいのもポイント。フィンランドでばらまき用のお菓子のお土産をお探しなら、Brunbergのチョコレートも検討してみてはいかがでしょうか？

18:00 赤い倉庫群

ポルヴォーの中心地へ到着する際、大きな橋の上から一番最初に目にとまるのが、こちらの赤い木造の倉庫群。

Visitporvooによれば、この赤色はもともとスウェーデン王グスタフ三世の到来を記念して、18世紀後半に使用されたものだそうです。 彼のルートに沿って、もっと美しく見せるために全ての家々がこの色で塗られたのだとか。

また、もともとこの倉庫は貿易の際に貯蔵庫として使用されていましたが、現在はレストランやショップとして活用されています。（ただ今でもほとんどはまだプライベートで使用されているそうです）

19:00 美味しいディナーもPorvooで

今回私たちはPorvooで一泊したので、ディナーは地元の人から教えていただいたjokikatu通りの人気のレストラン「MEAT DISTRICT」に行ってみることに。

こちらはお肉料理がメインのお店ですが、チーズやお野菜のメニューにも力を入れているそうなので、ベジタリアン用のメニューもありましたよ！！

この日は夫婦で一緒に、スターターとして各国から取り揃えた3種の濃厚なチーズとパン、そしてメインコースにお肉とポテト、サラダを選びました。思っていた以上にボリューム満点でとっても大満足〜！

また、お酒も色々とメニューが豊富なので食後にゆっくり味わいたい方にバーとしてもオススメかも。

21:30 晩御飯のあとはポルヴォー川のほとりで一杯

夜はポルヴォー川沿いの赤い倉庫群の隣にある、煉瓦造りの建物「Porvoon Paahtimo Bar&Cafe」へ！私たちが訪れた時は4月末で、夜は21台まで明るく、ちょうどこの時間が日の入りなんです。

川の上の小さな船の上に座りました。川に映る街並みと、オレンジ色やピンクの空が美しい…

夕焼けの中で飲むカクテルやビールは最高でした。ごちそうさまでした！

ヘルシンキから日帰りで来る方が比較的多いと思いますが、1泊2日でポルヴォーをたっぷり満喫したいという方もいるでしょう！私たちは実際2日間たっぷり滞在したので、以下に続きでまだまだ旅の記録を掲載します！

日帰り旅行の人も以下の観光地を参考に！

1泊2日でポルヴォー旅行。たっぷり満喫するなら行くべき観光スポット

9:00 ベーカリーで朝食を

ポルヴォー大聖堂前のホームベーカリー「Tuorilan kotileipomo」で美味しい朝食をいただきました。朝からお腹いっぱいに食べる派の夫は、朝食ビュッフェのセット（10.50€）を。ビュッフェにはサラダにハムに、飲み物と美味しいクロワッサン付き。

私はベーカリーの陳列に並ぶ美味しそうなブルーベリーのパンと紅茶を一杯（合わせて4€）を選びましたよ。

ベーカリーは朝早くからオープンしているので、ホテルではなくAirbnbのような所に宿泊する人に最適ですよ！

10:00〜11:30 ルーネベルグ自邸の見学へ

オールドタウンから徒歩数分離れたところに、フィンランドの有名な国民詩人、ヨハン・ルードヴィーグ・ルーネベルグ(1804-1877)の自邸「Runebergin Koti」があります。初めてポルヴォーに来た際は正直どんな著名人かは知らず、入らなかったのですが、毎年2月の時期に食べる「ルーネベルグタルト（別名:ルーネベリタルト）」の虜になったおかげで、彼に興味を持ちました。（そこからかい。笑）

ちなみに、ここはフィンランドの中で最も古い自邸ミュージアムなので、ルーネベルグについて知らない人も、歴史が感じられて面白いかもしれません。ゴージャスでユニークな内装と装飾がとっても興味深かったです。真ん中のサロンというお部屋に飾られた大きなシャンデリア、高級な家具。そしてフォックスルームという狐が吊られたお部屋とその壁紙模様…

ルーネベルグが過ごした家を隅から隅まで見学しながら、貸し出されたガイドブックと一緒に彼の生涯を知ることができました。（全て1860年代そのまま残されている訳ではなく、当時のものが展示のために復元されているものもあります。）

12:00 ポルヴォーの川沿い散歩

ルーネベルグの自邸からオールドタウンの街まで戻るなら、ポルヴォー川沿いのお散歩が快適！途中、ルーネベルグの銅像のある公園やモダンな橋、可愛い住宅地などの建築を見ながらゆっくり歩くのも楽しかったですよ！

13:00 お手頃ランチ

オールドタウンのメイン通りに戻ってレストランを探していた時、通りかかった「Restaurant Hanna-Marina」で、フィンランド料理のランチをいただくことに。お値段が8.5€〜12€とお手頃価格。メインの料理を注文して、セットのサラダをセルフで取る形式でした。

私は今回初めてあっさり系のサーモンスープを食べました。量もぴったりで美味しかったです。

14:00 有名なポルヴォースウィーツ「ルーネベルグ」を求めて

ポルヴォーではどのお店のルーネベルグが一番美味しいかを競い合うイベントがあるそうで、今年一番に選ばれたのが、「Petris Chocolate Room」のルーネベルグだと教えてもらいました！

Jokikatuの中に並ぶクリーム色の壁の可愛いらしいチョコレート屋さんです。

今日はこのチョコレート屋さんでルーネベルグタルトを楽しむことにして、美味しそうなチョコレートももちろん一緒に注文しました！

さっすが今年のルーネベルグ。これまで食べたルーネベルグの中で一番美味しかったです！来て良かった〜！さらにチャイラテが美味しすぎてたまらなかったので思った以上に長居しちゃいました。

ルーネベルグタルトってなに？という方はこちらのブログをチェック！

ポルヴォーご当地グルメ！ルーネベルグタルトの誕生の秘密って？

15:00 美術館巡り&お買い物を続けて楽しむ午後

ポルヴォーには、小さな美術館やギャラリーが多数あります。私たちはお買い物中にポルヴォー市庁舎の近くの「Galleria Vanha Kappalaisentalo」という入場無料のギャラリーへ行ってみることに。今回は写真を組み合わせた作家さんの展示を見学。

16:00 自然に溢れた丘Linnamakiへ

ポルヴォー川沿いにある「Iso linnamäki」にも行って、ちょっぴり歴史に触れるお散歩もして来ましたよ。正直、中心地のすぐそばにこんな丘があるだなんて…とびっくり。というのも、外から見る景色と中に入った時の印象が全く違ったから。

高く天まで伸びる木々に囲まれた高い丘は大きな谷で囲まれ、小さな橋が渡されています。ちなみにフィンランド語でLinnaとは城、mäkiとは丘のこと。

このリンナマキは謎に包まれた場所らしく、中世時代、この丘にあったお城がポルヴォー川の谷全体を支配していたとのことです。

公園の案内看板によると、最初に建てられたのは木造のお城。おそらくスウェーデン人によって1200年代後期に建設されたらしく、その後は1300年にドイツ人によって建て直されましたが、その後スカンディナビア人が、ドイツ時代に建てられた城を取り壊したがっていたということで、1400年代に城は破壊されそのまま放棄されたんだとか…

謎に包まれているリンナマキ。大きな谷や木々に囲まれて確かにちょっぴり不思議な場所でした…。お散歩にはちょうど良い広さでポカポカ気持ちよかったので、ぜひこちらも行ってみてください。

17:00 オールドタウンのお散歩と歴史を尋ねる町歩き

ここはポルヴォーのオールドタウンの東側。数え切れないほどに可愛いらしいパステル色やえんじ色の木造のお家が連なります。あちらこちらへと繋がる石畳の小道がまるで迷路のようで、お散歩だけでも楽しい場所です。どこを見ても、どの道を進んでも魅力的でうきうきが止まらないのですが、よく見るといろんな発見もあります。

例えば、家の外の壁にミラーがついていること。これは昔、家の中からどんな人が外を通るかを中から覗くミラーだったそう。他にも絵が描かれた窓や、可愛いお家の装飾などにも目が離せません。

突然ゴツゴツした大きな岩が現れたと思ったら、悪魔の階段(Koulukuja通り)と呼ばれる通り道にやって来ました。Porvooの観光パンフレットには、

古い信仰によると、悪魔が自ら階段を思わせる岩盤を形成したと言われています　ー引用 Porvoo観光パンフレットより

と書かれてありました。興味のある方はぜひ、こちらの見学も兼ねてオールドタウンの迷路にもさまよってみてください。

18:00　porvooの写真スポットは川を挟んだ向かいの公園へGO!

ポルヴォーの素敵な街並みを遠くから見るなら、ベストスポットはNäsinmäki(ナシンマキ)と呼ばれる見晴らしの良い丘がおすすめ。こちらはnäsinmaenpuistoというナシン丘の森公園から撮影したものです。

白夜なので夜も明るく、この時間なら太陽の光が強すぎないので撮影しやすいのが理由だそうです〜。

この丘に来た時は迷子石と呼ばれる「Näsin kivi」にもご注目。パンフレットによると、多くの言い伝えが残っているそうで、

かつてナシン・キヴィは巨人がこの場所に放り投げたものだと信じられていました　ー引用 Porvoo観光パンフレットより

とのこと。こういう言い伝えも一緒に合わせて見てみるとまた面白いですね。

朝から夜まで滞在するなら日帰り旅行でも十分ですが、宿泊すればもっとじっくり街の中の魅力に触れながら観光できるので、たっぷり満喫するなら個人的には2日間がオススメです！

ポルヴォー観光、手作りマップもどうぞご覧ください

今回訪れたポルヴォーの観光名所を手作りのマップにまとめてみました。

この記事では時間で分けて、私たちの滞在日記になっていますが以下のブログでは、私たちが行った観光名所14箇所、レストラン、カフェ、ランチ、ディナー、バーをカテゴリ別でリストアップして分けているので、こちらもよければご覧ください。

日帰りで行く！ポルヴォー旧市街のおすすめ観光スポット20選【ランチ・カフェ・ディナー】

ポルヴォーの観光案内所はこちら

ポルヴォーの観光案内所では無料の観光パンフレットが日本語でもらえました。他にも年間のスケジュールや、今開催中のイベントなどの情報もあったので、旬の情報をゲットしたい方は行って見るべし。

ポルヴォー市の年間イベントスケジュールもチェック！

2019年のイベントリストも1枚のハガキになっていて便利だなと思ったので、ブログに掲載します！今年フィンランドに来られる人は機会が合えばぜひ。

スマホの場合は表をスライドしてください

さらに毎月最初の金曜日は、After Workというイベントで夕方17時〜20時までお店やカフェを開けているとの記載も。

詳しいイベントの情報はPorvooのfacebookかインスタグラムでチェックしてくださいね！

ポルヴォーで私が見つけた素敵なショップ&お土産

フィンランドの雑貨や可愛いものが大好きな私が見つけた、お土産とお気に入りショップリストは近日別ブログで公開〜！！こちらは少々お待ちください〜！！今準備中だよ〜！！

ポルヴォーでの宿泊はAirbnbにしてみたよ

今回旧市街にAirbnbで宿泊してみました〜！とってもチャーミングなお部屋で、しかも中心地まで徒歩数分！すごく良いロケーションだったので、お昼に何度かお部屋に戻って荷物を置いたり、服を着替えたりするのがすっごく便利でした〜！

Porvooの行き方

ポルヴォーの行き方を知りたい方はこちらのブログでご覧ください。料金や時間もまとめて細かく紹介しています。

英語が苦手でも安心！ポルヴォーへ最も簡単に安く行く方法【バス乗り方手順徹底解説】

最後までご覧いただきどもありがとうございました！