前回のエピソード
我が家の引越し大騒動 #08【ついに内見へ行けたけど…】
さて、8話からスタートしたフィンランドの内見事情ですが、(私の体験談を中心に書いています)今回の9話は私が身震いして、カルチャーショックを感じた、内見での体験をいくつか紹介します〜!
内見ってそんなんでいいの?フィンランドよ…
1.まだ人が住んでいる時に「お邪魔します」と訪問
内見させてもらった中でまず驚いたことは、現在住んでいる人の私物や家具がほとんど置かれた状態で、内見が開かれることもあったこと。
もちろん、前の住人が出て行った後の空き家のお部屋を見学させてもらうこともありますし、各内見によって本当にさまざまな方法がとられていましたが、この住人がいる状態で部屋を見学というのはそこまで珍しいことではないようです。
というのも、賃貸の契約月に関わってくるんですよね。
例えば6月からある部屋が空き家になる場合、それまでの住人は5月31日にはお家から退去しないと行けません。そのため、6月から引っ越してきたい次の住人が、例えば5月の間に見学に来る、といった流れです。(もちろん各家の契約にもよりますが)
そのため、こんなことだってありました…
2.住人不在時も、管理されたもとで内見を実行
これはもう、カルチャーショックどころじゃなかったですね…。
住人が不在中に管理人さん(または不動産の担当者さんなど)と一緒に家に入って、見学させてもらうことも何度かありました。
そりゃあ、内見に来た知らない人だけを入れる訳じゃないので防犯対策としては大丈夫なのだと思いますが、私にしたらそれでも、自分が家にいない時に知らない人が家の中をウロウロしてるって、信じられない。
例えば引越しの準備がほとんど進んでいて、貴重品や家具などの私物は全て家になく、ガラーンとしたほぼ空き部屋の状態、という話ならわかりますよ。
でもそうじゃなかったんです。中には、ほぼほぼ片付いてるっていう場合もあったけど、服とか私物、電子機器はもちろん、家具も置いたままで完全「まだ住んでます!!!」の状態もありました。
冷蔵庫に貼りっぱなしの子供の写真とか、机に置かれた現金(しかも器の中にお札をどさっと入れたまま。キャッシュレスの国やのに〜これは珍しすぎるけど。笑)
そんでもって、とある部屋にはいろんな資料が散乱していたり…。もう近づくのも嫌なのですぐに部屋を離れました…。なんか疑われたりしたら怖いし。
じっくり部屋をまわりたいのに、住人不在時の内見はそんな風にびっくりさせられることが何回かあって、正直早く帰りたくなりました。あれちゃんも、流石に現金にはビックリしてツッコミ入れてましたね…笑。
もちろん、内見中は現住人の家具や私物には間違っても一切触れませんが、それでも賃貸マンションの見学ということで、このマンションのキッチンの設備(棚や引き出しの大きさ・付属の冷蔵庫の清潔さとか)、部屋についてるクローゼットの広さと、ウォークインクローゼットの広さなんてものは、気になるものです。
完全空き家の内見では、そういう場所もどんどん勝手に開けて見せてもらえたけど、誰かがまだここに住んでいる場合は自由に見せてもらうことも気が引けます。
でも管理人さんが「開けていいよー」「そこも見ていいよー」なんて言って、結局見せてもらえたのですが。
あとはお風呂とお手洗いの清潔感とかも確認したいところだけど、住人のものが散らばっていたりして、なかなかじっくり見れないのもちょっと不満でしたね。
「フィンランドは信用の国」なんてよく聞くから、私が過剰に住人を心配しすぎなのかもしれないし、気にしすぎなのかもしれませんが…。
でもやっぱり、安易に貴重品や個人情報につながるような物を置いて行くなんてしないほうがいいと思うよ〜。世の中、どんな人がいるのかわからないんだから…って思ってしまうな…。
他人事のように思っていたら、まさかの私らも引っ越す時はそうなる予定か〜い。笑
でも絶対!何が何でも不在時に家に入られることは阻止しよう!!と宣言した私。私たち2人が家にいる時に見学に来ていただく流れにしたい!!!とあれちゃん言いまくりました。笑(この件についてはまた数話先の話で紹介いたします…)
さ、そんなこんなで8話・9話は内見のお話をざっとまとめて紹介しましたよ!フィンランド、または他の国にお住まいの方で、内見の面白エピソードあればぜひ聞かせて欲しいです!
次回へ続くー!
次回のエピソード
我が家の引越し大騒動 #10【ついに理想の家が見つかった!?】