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これがフィンランドの仕事術?【メールの返信が短いって話】

フィンランド 仕事

私は現在フリーランスとして働いていて、ブログ活動の他にも、フィンランドの企業と日本の企業からさまざまな仕事を受けていますが、たびたび仕事のやり方に少し差を感じることがあります。

中でも、メールのやりとり。フィンランドの企業と行うチャットやメールは、相手からの返信がものすごい端的で、正直最初は慣れるのに精一杯でした(笑)。「え?返信これだけ?」なんて呟いてしまうくらい、返信メールがわりといつも超短文で、あっさりしているのです…。

結果を聞けば結果の数字だけポンっと届く。状況の共有を頼めばスクショだけ送られて来るなんていうことも多々あって、初めの頃はあれちゃんに…

あおい
あおい

対応が、つ、冷たい。これって、普通?

と、確認してしまうことも。でも毎回、「まあ、人によるけど、俺はこれが届いても全く驚かない」と言われてました…(笑)

企業によって、またもちろん業務を担当している人によって大きな差はありますし、フィンランド人の全員について述べているわけではなく、私のこれまでの経験の話をしています。

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これがある意味、無駄の省いた仕事術なのかも

この対応、私にとってはかなりあっさりしているように感じるのですが、この国では、

用件は短く、できるだけ端的に伝える

これが何よりも重要視されていると思います。

用件は短く、できるだけ端的に伝える

メールのやりとりは用件を伝えることが最優先。前置きや、親切な言葉を多用する日本のビジネスメールとは裏腹に、必要な用件だけ書くのが一般的なのかも。例えば、私がプロジェクトの状況を聞いた時。日本なら…

お世話になっております。ご質問の件ですが…みたいな前置きから始まり、結果を掲載して、末尾に「今後ともよろしくお願いいたします」とか、「引き続きよろしくお願いいたします」という文面で終わるけれど、これがこちらでの経験だと、

ハイ!あおい。

結果は○○○です。

では、よろしく。

みたいな感じで、本当に聞いたことのみがスパッと届くのです。社内で使っているSlackとかチャットスペースならわかるのですが、そうではありません。

他にも、相手がミスをしてそれに気づいた私が、相手の業務がわかりやすいように何がどう間違っているか、今後の対応はこうしてほしいと報告し、修正願いを連絡した時も

了解。明日やります。

では。

メールはこれで終了。

というようなことも過去にありました。

この場合一番何が重要かというと、もちろん修正をするかしないか。それをするから「する」。それだけ相手に返す。といった感じ。

他にも、似たようなことを何度も経験して来ました。支払いを頼んだら「できた!」だけ返事が来た時はさすがに笑ってしまったし、タスクを送ったら「来週まで覚えてないから、もう一回来週リマインドしてくれる?」と返信が来た時は、さすがの私もズッコケた。(笑)

とにかく仕事で重視されるのは、相手に与える印象でも、文面の丁寧さでもなく、「手短に用件を伝える」ということなんだと思います。

仕事で感じるカルチャーショック

もしも私がミスしたことを誰かが気づいて報告してくれた時は、お礼を述べるのはもちろん「気づかなくて申し訳ありません」「私の確認不足でご迷惑をおかけしました」など、謝罪を含めて連絡するので、このストレートで効率的なフィンランドのやり取りに感心する反面、ちょっとだけ物足りなさというか、少しカルチャーショックを感じることも多少ありますね…。

どちらが正解とかではなくて、多分これはもう環境と慣れの問題。

私は日本流が体に宿っているから、自分にとってやりやすい方法で長々と報告や返事をしてしまうのだけど…。できるだけ、クッション言葉を減らすように心がけています(笑)

お客様サービスも、効率重視?

他のエピソードも。これは、私が仕事をする立場でなく、サービスを受ける立場で起きた出来事です。

フィンランド 仕事
フィンランド 仕事
フィンランド 仕事
フィンランド 仕事

正しい色を素早く送ってくれたのはとてもありがたかったですし、対応が間違っているとは決して思っていません。

でも、お客様サービスが神対応な日本では、謝罪や詳しい確認がないまま、事後報告だけ届いたら、イラっとする人はいるかも…。

日本なら恐らく、まずは謝罪で始まり、お届けできなかった商品の確認と今後の発送の対応(予定日とか)などがメールで届くと思うので、その時間をスパーーーンと見事に飛ばしてすぐに発送結果を送るのは、すごい効率的な仕事だなと感じます。

フィンランド 仕事
フィンランド 仕事

フィンランド人のあれちゃんは、メールの中に「返品してほしい」と書かれていないから、今回は返品する必要はない、これで終わったんだよ。とアドバイスをくれましたが、私は、そういうことまでちゃんと連絡が欲しくなっちゃう厄介者なのである(笑)

もちろん、間違えて送られた商品ももらえるなら嬉しいですが、私が勝手に判断してキープするのはかなり気が引けますし…

フィンランド 仕事

ということで、相手の時間を結果的に奪ってしまったようですが(笑)。モヤモヤしなくて済んだから聞いてよかった!(開き直りの術)間違えられた商品は、ご連絡いただいた通りいただいておきます。

まあ、今回は300円という安い商品で発送に手間も時間もかかるし、なんなら送料もかかるし、返品する方が会社側にもお客様側にもよくないので、結果こうなりますよね。(まあ、うっすらわかってたけどね…)

注意
フィンランドでは商品にミスがあったら返品しなくて良いよ、と言ってる訳でないのでくれぐれも勘違いしないでください。

ということで、今日は珍しく仕事のエピソードを紹介しました。今日のお話は、私のこれまでの経験の話なんで「そんなことないよ」っていう真逆のご意見・ご経験をお持ちの方もいると思いますし、「そうそうこれがザ・フィンランドだわ…」と頷いている方もいらっしゃるはず…。

どこで何を、誰と経験するかによって、差があると思います。すっごく丁寧なカスタマーサービスに巡り会えたこともあるし(そんな時は涙ものだよ。笑)、全部が全部ではないんだな…。

もし、似たようなエピソードがあったらぜひコメント欄やSNSで聞かせてください〜!共感エピソード大歓迎!

昔のブログ見てたら、サービスの点でこんな漫画も書いてたよ…

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逆に日本が丁寧すぎると感じるあれちゃん目線のブログも

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ぜひ他の記事もご覧くださいね。

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