くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記第4話
私のくせ毛奮闘記、本日第4話。前回のお話は以下のリンクからご覧ください。
【くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記】縮毛矯正はこれだからやめられない #03縮毛矯正は安心をくれる
縮毛矯正をかけること。
それは、私にとって学校で普通にいられることを意味していました。普通とは、くせ毛で目立たないこと。
みんなの中で目立たないように埋もれてひっそりと生きて行く…
今考えたら、当時は本当にいろんな意味で怖がりだったんだなと思います。他人の目を気にして、「くせ毛はからかわれるかもしれない」と思い続けていたんです。
大人になった今はもちろん真逆で「普通とは、一体なんだろう」と自分に問います。それに、無理してみんなと同じになりたいとは全く思いません。自分らしさ、自分にしかないもの、自分が持っている個性に磨きをかけて大人になる魅力を、学んだから。
でも、思春期の中学生だった私はまだそれが発見できず、自己防衛としてくせ毛を隠すしかありませんでした。しかし、縮毛矯正を続けているうちに、頭にさまざまな変化が現れました。
縮毛矯正で感じる痛みと、増える白髪の悩み
縮毛矯正後に感じた、頭皮の痛み
何度か縮毛矯正を定期的に続けてきた私は、頭皮の痛みが気になり始めました。美容院から帰ってきたら「頭の皮膚が痛い…」と母に嘆き、頭をチェックしてもらっていました。
私は肌がかなり弱い方なので、もしかしたら薬剤があわなかったのかもしれません。
若白髪が一気に増え続け、辛かった中学生でした
これも原因は縮毛矯正とは断定できませんが、中学生で若白髪がかなり増え始めました。1本、2本ではありません。よく数本抜いてました。これはくせ毛よりもさらに辛かったことです。
白髪の原因はこの頃のストレスかもしれないし、遺伝かもしれません。でも、縮毛矯正へ定期的に通っていただけあって、頭にいかなるダメージも与えたことがない…とは言えません。ここが難しいところで、何が原因かはわかりませんでした。
このまま白髪がどんどん増えて、これ以上白髪だらけになったらどうしようという辛さに耐えられず、泣くこともなんどもあって…壊れかけていました。
味方の母や家族がいなかったら、わかってくれる親友や友達がいなかったら、私はどうなっちゃっていたのかなと思います…。今やこうしてコラムとイラストにして自分の体験を、公開することができるけれど、あの時はしんどかった、本当にしんどかった…
どれだけ髪の毛を嫌い、鏡を見たら髪の毛をむしり取りたくなったり、抜きまくって、全てなかったことにしたいと思っていたことか…
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縮毛矯正をやめよう、そう言った母
ずっと髪の毛の悩みを聞いてくれて、味方になってくれた母からの「縮毛矯正をやめようか」という提案。くせ毛に重なるようにして、白髪や痛みで苦しさが増える私を見兼ねたのだと思います。
しかし私にとっては、今の辛さに耐えぬく方が気持ち的にも、朝の準備も楽でした。だから答えはNO。
誰にも見せたくない自分のくせ毛を、隠し続けようと決めたんです。
母はわかっていました。
いつか縮毛矯正をやめて、自分のくせ毛を好きになれる日が来ること。中学とはちょっと違う高校の世界で、私がくせ毛の呪縛から解き放たれることを。
髪の毛の爆発も、うねりも、湿気で膨らむ髪の毛も大変…本当に大変だけど、居場所、私が属する環境が変われば、くせ毛でも気にしなくて大丈夫。くせ毛と仲良くなれば、徐々に前を向けること、自信を持って外に出られることを、私はこの時知りませんでした。
続きの第5話縮毛矯正をやめてくせ毛に戻る決断のとき
縮毛矯正をやめて、くせ毛に戻る決断のとき【くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記】 #05