フィンランドへ帰国して1週間が経ちました!
帰ってきたばかりで書きたいことは山ほどあります!日本滞在中のお話に、イベントに…
今後更新して行きますが、本日からはとある私の「海外在住」についての本音エピソードを更新していきます。
さて、この1週間…フィンランドへ戻ってきて、初めて今まで感じたことのないような虚無感を味わいました。
これまで日本には3回、一時帰省したことがあります。
1回目の帰国は移住して1年半後、2回目の帰国は3年後だったので、まだ海外に住んでから間もない頃でしたから、心にも余裕と海外で頑張るぞというバイタリティが、母国への寂しさを搔き消すほどにありました。
しかし、今回は移住してから4年半後の3回目…おおよそ5年目の一時帰省となるわけですが、いつのまにか私の心境も気付かないところで少しずつ変化していました。
次第に日本への恋しさが、爆発していたのです。
もしかしたら…これは海外に移住した人誰もが経験することかもしれません。
そこで、今回は帰国してから感じた私の本音を、漫画とコラムで紹介します。
日本で毎日見ていた晴天…求めなくとも太陽に包まれた毎日…
空港でグレーの世界に降り立って、心がぎゅ〜っとなる私…
前述しましたが、移住してから1年目、2年目にあった猛烈な好奇心、そしてバイタリティは私の場合、慣れと共に少しずつですが薄まっていきました。(もちろん個人差があります)
海外で頑張るぞ!というやる気とモチベーションが「日本に遊びに行きたい!」「懐かしい友達に会いたい!」という逆の気持ちを上手く我慢させ、大好きなカラオケや居酒屋で飲む楽しい時間さえも、「これからは海外で暮らすんだから。特別なものでもいい!私はここで頑張ると決めたんだもの!」という決断によって、辛抱できたものですが…
約5年の月日は、ある意味辛抱の節目なのかもしれません。
心の奥底に少しずつ貯めていた欲や我慢が、一気に溢れ出しました…
まるで固く閉めた瓶のキャップから異臭を放つように…
脳から、体から、こうしたい!ああしたい!という欲そのものが、帰ってきてからさらに溢れ出したんです。
それは、大きな欲ではありません。ほんの小さな欲。
いつも普通に楽しかったもの・ことを、私も普通にやりたい、見たい、楽しみたい…
行きたい時にカラオケへ、食べたい時にあの日本食を、会いたい人に会える時間を…
いろんなことに思いを馳せ、自分の本音が頭の中を駆け巡りました。
「私にとっては、あれもこれも一生特別なもんなん?」そんな心境に包まれてしまったのです。
はい。わかりきっていたことです。移住を決断した時、決心したじゃないか、私。
私が一番自分にツッコミを入れたいのですが、今回はこのエピソードを本音で書かせてください。
この気持ちは、この思いは、経験して今まさに実感している時に書きたい。そう思いました。
脳がいくら自分が決めた約5年前の決心を熟知していたとしても、気持ちと体が分離しているような感覚。この試練を、フラストレーションを将来覚えておくためにもリアルに書いておきます。
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移住した頃は、わからない気持ちだった
未来を見ることができるならば、3年前、いや5年前の私は、こんな心境の私に対して「アホやな〜」と思ったに違いません。
「いいやん、海外に住む夢がかなったんやから」
「いいやん、目標達成できたんやから」
と、情けない表情の私を見て言うでしょう。
でも塵も積もれば山となるという言葉があるように、あの時はわかっていなかった、いやわかりもしなかった寂しさや欲が一人歩きしていくようになりました。
脳ではわかっていても、心が時間をかけてだんだん黄色信号を出し始めたんだと思います。
あれを諦める
これで妥協する
些細なものでも買えないことを我慢する
そんな風に1つ1つが積み重なって、気付かないところで我慢が当たり前になっていました。
そして、日本に帰国して我慢の紐が一気に解けた時…
欲の全てが一気に弾けると、ONとOFFの差がものすごい大きくて嬉しさも2倍3倍に膨れ上がります。
欲しかったものが手に入り、会いたい人にあえて、楽しい空気に包まれて、生活満足度が一気に上昇。衣食住の楽しみが弾け、話したいようにリズムよく会話し、楽しい時間、好きな娯楽、面白い世界、全てがそろった街で…溶けていくように楽しみました。
これに快感を覚えてしまったからか…
私は後ろ髪に引かれる思いで、戻ってきました。次回へ続きます!
【海外在住】本当に辛いことはこれだった。今頃ホームシック!? #2上のリンクから2話へ!
こういう投稿は移住した人にしかわからないですし、蒼ちゃんの本音がうれしいです!次回も楽しみにしてます。( ˆˆ )
あおいさんは、何年もよく我慢していたと思います。私なんて、まだフィンランド に住んで一年も経たないうちに勝手に疎外感を感じ、日本の生活に戻りたいと何度も思っていますʕ⁎̯͡⁎ʔ༄
アラフォーでこちらに来た私はもっと我慢をする事が難しくなっており、もっとフィンランド の生活に馴染まなくては、と思いつつ身体と頭で考えることは離れていくばかり。
家族のこと、友達のこと、自由に日本の街を楽しむこと、本当によくわかりますよ〜。次も素直なあおいさんの気持ちを載せてくださいね。勝手に共感させて頂きます!
しばらく更新がなかったので心配していました。大阪で楽しまれたようで良かったです^ – ^。
ずっと海外に住むのは辛いときもあるでしょう。「安定の暗さ」とおっしゃいますが、あの超蒸し暑くて長い長い大阪の夏を忘れていらっしゃるのでは?良いシーズンにしか帰国されていないので、大阪がよけいに美化されているのかも。
確かに生まれ育った土地には、食べ慣れた美味しいものがたくさんありますよね^_^。ご実家もあるし。
でももし大阪に戻っていらしたら、今度はフィンランドが恋しくて恋しくて仕方なくなるのではないでしょうか。
あおいさんにとって一番幸せな場所は、なんといってもあれちゃんさんと一緒にいられる所だと思います。
元気出して^_−☆。