私のくせ毛奮闘記、本日第11話。前回のお話は以下のリンクからご覧ください。
くせ毛を活かすためにした髪の毛の研究【くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記】 #10ついに今日は最終話でまとめ編。最後に、私が毎日どのようにくせ毛を活かしたスタイリングを行なっているのかを紹介して、このエピソードを終わります。
現在の私のくせ毛を活かしたヘアスタイル
くせ毛を活かしたスタイリング、私のやり方
下準備はシャワーに行くところから
私はいつも、朝の準備やお出かけ前は必ず1時間前にシャワーに行って、髪の毛をしっかりと濡らすところからスタートしています。
- 髪の毛全体を濡らしてからタオルドライ
タオルで頭皮をしっかり拭いて、髪の毛からは余分な水分をしぼりとります - 手ぐしで髪の毛をとかす
ブラシを使わずに手ぐしで髪の毛をとかす(分け目だけブラシを使ってます)
手ぐしが面倒な人は目の粗いコームがオススメです
濡れた髪にトリートメント。高い水分量で髪をうるおわせる
- 洗い流さないトリートメントを髪に満遍なくつける
私が愛用しているのは、ミルボンのトリートメントで「ミルボン ディーセス エルジューダ エマルジョン+ 120g」のタイプです。
愛用している理由
ミルボンのトリートメントは多くの種類がありますが、これにした理由は、スタイリングしやすくやわふわなベースを作れると紹介されていたことがきっかけです。株式会社ミルボンが運営するサイトを参考にして、このエルジューダエマルジョンタイプを選びました。
① 根元から毛先まで均一にうるおう土台をつくる
② 高い水分量でしっかり髪をうるおわせる
③ さらに、髪質に合わせた理想の水分量を補充
引用: 商品紹介|エルジューダ エマルジョン
【ミルボン公式】
あなたの髪質に合わせたトリートメント選びをオススメします。まずは通われている美容室・美容師さんなど、プロにご相談ください。
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ジェル系のスタイリング剤とヘアオイルをつける
- ヘアオイルとジェル系のスタイリング剤を使って、くせ毛をセットしています
(私はオイルをつけてから、ジェルをつけることもあるし、その逆にジェル→オイルでスタイリングすることもありますよ。)
髪の毛に塗るときは、くせ毛を下に引っ張ったり、伸ばそうとせず下から上へと揉み込むようにつけています!(もちろん頭皮は避けて塗ってくださいね。)
手をひらげて、下からぎゅっぎゅっとくせ毛を掴んで揉んであげるようにして、くっきりとした形を出すのが私のやり方です。
ヘアオイル 私が愛用しているのはオーガニック専門店で買った「スイート アーモンドオイル」です。アーモンドオイルは保湿力が高く、ベタつきにくく、使用感はさらっとしています。香りもほとんどないから、私にとっては使いやすいです。
(参考:髪にも肌にも!全身ケアできる【アーモンドオイル】6つの使い方とおすすめ商品)
スタイリング剤 死ぬまで手放せないなと思うのが、こちらのロレッタの「ロレッタ ウェーブジュレ 250ml」です。
ウォーターベースのジェルだから、スタイリングした後の髪は、カチカチ・ギトギトではなく、軽い質感です。私は強めのウェーブスタイルを作りたいので、このウェーブジュレと相性がよかったです。
クセ毛も活かせるウェーブスタイルを自由自在に!
くっきりウェーブを軽い質感で作り出せるウォーターベースのスタイリングジェル。弾力のあるくっきりウェーブを自由自在に創り出します。
引用: ロレッタ ウェーブジュレ
あなたの髪質に合わせたヘアケア商品選びをオススメします。まずは通われている美容室・美容師さんなど、プロにご相談ください。
スタイリング後は自然乾燥!そして髪の毛を触らないことがマイルール
スタイリングができた後は、そのまま自然乾燥しています。私はドライヤーをしたり、クシでとかしたりはしません。
せっかくジェルで固まっているくせ毛の束が、ブラシで触れることor強風のドライヤーなどによって分散されてしまうからです。
- ブラシを使わない
- 髪をドライヤーで乾かさない
- すぐに外出しない
自然乾燥をお家の中で行うために、お出かけ前の準備の順番にさえも気を使っています。
頭を濡らして顔の保湿をしたらすぐに髪の毛のセット!これが私の鉄則。水分がしっかり髪の毛に残っている時にスタイリングを行います。これにより、自然乾燥は出発まで約1時間くらい行なっていますよ。
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もちろん、外出後のヘアスタイルはお天気によってかなり左右されますが、朝にしっかりスタリング剤でうまく整えることで、髪の毛の落ち着き加減が違います。
急な気候の変化で髪の毛が崩れることはありますので、暴風や雨、猛暑など…汗でぐちゃぐちゃになるような日は、諦めてヘアアレンジ。そんな時のためにも、念のためにヘアゴムは絶対持ってるよ…(結局…これがくせ毛の運命さ〜)
ということで、これが私のくせ毛を活かすスタイリングルーティーン!
外出をしない時は常にボサボサ頭なので、夫から未来少年コナンの「ジムシー」と呼ばれております。間違いない…顔も似てるわ。
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おまけ:前髪がある場合は…
現在は髪の毛をセンター分けで過ごしているのですが、実は昨年の冬まで前髪がありました〜!
その時は、前髪のみ上からクシでとかすように、しっかりドライヤーをあててブローしてました。前髪のくせ毛は少なめなので、ドライヤーすればこんな風にわりとまっすぐ伸びてくれるのですが、やっぱり、自然と横向きにくるっとうねっちゃうのが毎日でした…。参考になるかはわからないけど、一応前髪のお知らせでした!
くせ毛を活かすスタイリング!ちょっと気になるあれこれコーナー
インターネットで、「くせ毛を活かす」と検索すると、2通りのやり方が出てくると思います。
- くせ毛を、柔らかいストレートヘアに仕上げる方法
(ブローやアイロンを駆使して直毛スタイルが完成形) - くせ毛そのままのうねりを上手く活かしたウェーブヘアスタイル
(まさに私が紹介したのはこちらです)
また、くせ毛のうねりをうまく活かすヘアスタイルの方法もさまざまで
くせ毛には、ドライヤーがいいorくせ毛には自然乾燥がいいという、どちらの意見もありました。
どのように活かすか、仕上げるかによって髪の扱い方が違えば、髪を活かすコツやポイントも異なる印象です。
そこで。髪に詳しい美容師さんや、他のくせ毛の方がどのように髪をまとめているのか気になって調べてみたので、以下にまとめることにします。
私がスタイリングに自然乾燥を取り入れるようになったのは、学生の頃に髪の毛の膨らみに悩んでいた時、海外のYouTuberのくせ毛の取り扱いを参考にしたことがもともとの始まりです。
私も自然乾燥については、美容師さんの意見を聞きたいなと思っていたので、くせ毛スタイリングのコツとして、自然乾燥を取り入れている美容師さんを他にも探してみました。各リンク先よりご覧いただけます。
下北沢の美容室のブログ。こちらでは、如何にして髪の毛に水分を残すかが、スタイリングを上手くするコツだと紹介されています。参考写真とともに、タオルドライした濡れた髪の毛にオイルを揉み込み、自然乾燥でまとめているスタイリングを紹介されています。
高円寺の美容師さんのブログ。美容師さんご本人がくせ毛の男性で、自然乾燥した時と、ドライヤーをかけた時のスタイリングの違いを写真で公開されていますよ。さらにワックスかジェルで作った時のスタイリングの違いまでまとめてありました!とってもわかりやすい…
くせ毛マスターさんのブログ。ショートヘアのお客様のカット後にスタイリングで、自然乾燥を施されています。濡れた状態から、カールクリームというのを使って整えて自然乾燥させているので、ショートのくせ毛の方の参考になると思います。
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自然乾燥をしたくない人もいると思います。実際、ドライヤーを使ったくせ毛のスタイリング方法を紹介している方も多いです。
例えば時間をかけて弱風で乾かしている人もいるようです。
そんな中、こんなスタイリングの記事も見つけたので、以下で紹介します。
ロングヘアのくせ毛スタイリングを、くせ毛マスターの方が仕上げた投稿です。こちらでは、自然乾燥に近い仕上がりにしてくれるドライヤーを使って、スタイリングをされています。くせ毛を膨らまさずに乾かせるそう!
濡れた髪にオイルをつけることについて疑問のある方は、こちらが参考になると思います。「なぜ、濡れている髪にオイルをつけた方がいいのか」の章をご覧ください。また、ドライヤーをされる方にとっても、オイルケアのメリットについて詳しく書かれています。
これまでは私のゴワゴワ、くるくるくせ毛で紹介してきたので、同じ髪質でない人は、「私のくせ毛ではきっと難しいかも…」と思われているかもしれません…。そこで、ゆるふわくせ毛で、同じようなスタイリング方法をしている方を見つけたので、こちらもシェアします!
生乾きの状態からムースで、ゆるふわなくせ毛に仕上げられている方です。同じく、毛先から揉み込むようにされていますが、この女性のくせ毛の特徴もあり、綺麗なゆるふわのヘアスタイルに仕上がっています!
美容師さんには「くせ毛なので膨らむのを避けたい」と伝えてから切ってもらっています。
私はフィンランドでも日本でもカットしていますが、日本ではくせ毛のカットが上手な美容師さんを探し、海外では相性のいい優しい美容師さんにカットしてもらってます。(日本人は現地の人と髪質が違うから、基本カットは難しいと思われがちなので、柔軟に相談できる人が安心です)
実は日本に住んでいた頃(学生時代)に、くせ毛が苦手?な美容師さんに、中を変な形ですかれすぎて、髪の毛が膨らみ、頭でっかち(逆三角みたいな)になってしまった経験があるため…そういう失敗談は担当の人に必ず伝えるようにしてます。(ベテランさんにいちいちお伝えするのは、失礼かもしれないのですが…)
私も、くせ毛が大嫌いな幼少期から中学時代を過ごしてきました。
本当にくせ毛をどうまとめたらいいのかわからず、どうしようもなくて、縮毛矯正が欠かせなかったので、あなたのお気持ち、ものすごくわかります。
もし、くせ毛を好きになれない方は、
そのまま、好きになれないままでいいと思います。
くせ毛ってやっぱり特徴的で個人差も大きい。そしてどちらかといえば、個性的な髪型に思われがち。そのヘアスタイルが自分に「似合わない」と思ったら、無理して活かすよりも、縮毛矯正やストパー、もしくは毎日のブロー、アイロンで自分の好きな髪型を目指した方がいいです。
私は強めのくせ毛だから、ヘアスタイル雑誌に掲載されているような、流行りの髪型とか、ふわっとしたストレートにクルンと内巻きなんてできないし、くせ毛を活かしたことで、逆にできないヘアスタイルだらけ。
つまり、ヘアアレンジで自由に遊べても、カットだけで理想のヘアスタイルになるのは難しいのが現実です。(雑誌の切り抜き持って行って「こんな髪型にしたいです!」というのはできません。)
それでも、私がくせ毛を活かして生きることを選んだのは、この髪型が私の性格に合っていると気づいたから。若い頃から、個性的な人の集まる環境で過ごせた過去も大きいと思います。
でももし、私が今とは別の道に進んでいたとしたら…コンプレックスと戦うチャンスはなかったかもしれないし、くせ毛でいるのが心地よくなかったかもしれない…環境が違えば、くせ毛を好きになれなかった可能性だってありえます。
縮毛矯正をかけたくないけど、直毛の方が似合っている人もいれば
ストレートヘアが安心&楽だから、続けている人もいる
本当にいろんな人・いろんなヘアスタイルがあるので、私は第1話からも述べているように、「くせ毛を活かした方がいいよ」とオススメしているのではないのです。あくまでも、自分の体験談を共有してきました。
無理してくせ毛を活かそうなんて、しなくてもいいと思います。
さいごに
自分にぴったりの髪型や安心できる方法を見つけられたらそれが一番!どんな髪型でも、自分らしさがあれば十分です。
もしもまだ、自分の髪の毛を好きになれなかったら、ゆっくりと色々試しながら、探してみてください。
私は10年もかかったけど、遠回りした分多くの経験ができました。辛かった時も、それを乗り越えて試行錯誤したあとの道のりも、今となっては宝物です。
くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記をご覧いただき、ありがとうございました。
長い間くせ毛に悩まされてきましたが、まわりの人の協力も得て学ぶことのできた貴重な日々でした。
コンプレックスとこれだけ戦ってきた分、今まさに悩みを抱えている人へ、この体験談が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
こんにちは。初めてコメントさせていただきます。
癖毛についてのシリーズの記事を読ませていただきました。
私も中高生の頃はものすごくコンプレックスが強くて縮毛矯正をかけ、その後頭皮と髪の痛みで縮毛矯正を辞めた経緯があるので、すごく共感しました!!癖のレベルはあおいさんと同じかそれより強いくらいだと思います…。
わたしは今ベリーショートで自分なりのスタイル(朝シャンの後にオイルをつけてドライヤー)なのですが、これに至るまではかなりの紆余曲折を経ました。知人から「モサい」「せめてリンスつけなよ」と言われたり、行く先々の美容師さんから執拗に縮毛矯正を勧められたり…。現在進行形で試行錯誤しているため、シェアしていただいたくせ毛に強い美容師さんたちのリンクも見たことがあります笑。プロフェッショナルの方による情報はありがたいですよね。
あおいさんが、縮毛矯正について悩んだ過去と、癖毛を活かすスタイルに至った経緯を公表してくださったことに本当に感謝いたします。
ずっと私自身の髪質に悩んでいまして、自分の今の選択に自信を持てない時期もありました。特にブリーチした時は、ストレートの人よりずっと痛みやすくて、しばらくまりもみたいな髪型になった時はとっても悲しかったです。シルバーのサラサラのボブになることは、私の地毛では無理みたいです。
今でも髪の毛が爆発しているときは気分が下がりますし、ストレートの人を羨む気持ちもあります。
でも、あおいさんが癖毛や縮毛矯正の経験について公表してくださり、勇気が出ました。
自分の髪質を活かすこと、自分なりの美意識を追求していくことに、これからも誇りを持ちたいと思います。