くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記
私のくせ毛奮闘記、本日第3話。前回のお話は以下のリンクからご覧ください。
【くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記】一番辛かった、中学生時代 #02くせ毛で一番辛かったのが、中学生時代
小学校高学年で始めた縮毛矯正、中学に上がってからも続きました。これなしには生きられない、そう思いながら過ごしていました。
縮毛矯正、これだからやめられない
猛暑で頭も顔も汗だらけになる、夏。
雨の多い、夏。
水泳の授業で髪の毛がびちゃびちゃになる、夏。
縮毛矯正の後に伸びた髪の毛を、一生懸命ヘアアイロンしたって、夏は何かと台無しになることが多くて、本当に辛かったです…
これはわたしの体験談ですが、同じことを体験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
縮毛矯正をかけたとしても、数ヶ月で伸びる髪の毛…
夏は、髪の毛だけじゃなく、メンタル的にもダメージがひどかったなぁ…懐かしい…
小学校・中学生で縮毛矯正なんて、贅沢じゃない?という声に対して
これまで普通に「小学校・中学校で縮毛矯正をしてきた」と実体験を述べてきましたが、もちろんこう思われている方もいらっしゃるかもしれません。
「中学生でそんなものはいらないでしょう」
「中学生なんだから、くせ毛でもいいじゃない」
「髪の毛は束ねてたらいいじゃない」etc…
または、よそはよそ、うちはうちとお考えで
「みんながみんな、縮毛矯正してるわけじゃないんだから、あなたも我慢しなさい」
と子供に対して思われる、ご家庭もあるかと思います。
いろんな反対意見・ご意見があると思いますが、わたしは、くせ毛で辛い思いをしている中学生が、縮毛矯正をするのは賛成です。
子供の縮毛矯正に賛成する理由
もちろん反対意見もわかります。
中学生って、とってもピュアで可愛い子供達。
だから、容姿に悩むなんて必要ない、その、ありのままが美しいから、そのままでいいんだよと。
私も、大人になってからそう思います。
背伸びして無理に変えなくても、頑張らなくても、無理に大人になろうとしなくても、もう居るだけで、存在だけですてきなんだよと
しかしながら、
当時の環境って、大人になってから見る世界と恐ろしく違うもの
学校や環境にもよると思いますが、他人を傷つけるような言葉はコソコソ影で飛び交うし、
ちょっとしたことでいじめの対象になる
ちょっとしたミスや恥ずかしいことは、一瞬にして噂が広まる
先生にも手に負えない、親にも手に負えない見えない環境が、存在するのは事実です…。
わたしはくせ毛をちょっと笑われたり、「かわいそうだね」と言われることが何度かありました。
これがエスカレートして、いつか自分のくせ毛をネタにされるんじゃないかと不安をずっと抱えて、四方八方からくる言葉に結構敏感になってしまいました。
「サラサラの髪いいよね〜」と褒められた時は、「これ、偽物の髪の毛なんでしょ?」と言われている気がしてた。
「根っこ、なんかあとついてるよ」と言われた時は、悪気がないと知ってても「ヘアアイロンできてないよ」と言われている気がしてた。
あおい
くせ毛の悩みを話し合えるお友達もいて、絶対味方になってくれる親友もいて、くせ毛を認めてくれる幼馴染がいようが、その他大勢の中に毎日いれば、いろんな言葉を耳にするので不安は止まらず…
わたしにとっては、ストレートヘアになることがちょっとした自己防衛だったのは、間違いないんです。
髪がまっすぐになった自分に「これなら大丈夫だ(学校でも安心できる)」と思える小さな自信がつきました。この小さな自信は、勇気になって、さらに自分が感じている恐れを安心させることができたように思います。この方が、居心地がよかったんです。誰にも私の髪の毛が注目されない、それだけで安心でした。
髪型を変えることが、自分を守る武器でした。
子供のくせ毛の悩み、無視しないで
子供さんの髪の毛の悩み、またはくせ毛の悩みを、ほったらかしにしないでほしいです。
例えば縮毛矯正・ストレートパーマを反対するならば、一度学校の様子をしっかり見てほしいと思います。ストレートヘアにしたいと懇願するお子さんは、もしかしたら学校の環境の窮屈さから来ているかもしれません。
- 縮毛矯正はまだまだ早い
- ストパーなんてやらせたくない
- 金銭的に難しい
という場合は、お子さんのくせ毛がどんなに美しく、ぴったりで、素敵な髪型なのか。
ありのままで、今のままで十分だと、子供が絶対的に納得できる声かけをしてあげてほしいと思います。
くせ毛が嫌だ、嫌だと思いながら学校に行くのは、辛さだけじゃなくて、他人からあれこれ言われる毎日の不安もあるんです。
子供が、まわりの心ない言葉に流されず「くせ毛で何が悪いの?(私はこの髪に誇りを持っているのよ)」それぐらい、自信に満ち溢れていたら、きっと大丈夫。
わたしは今、そうだから。
こう思えるまでかなり時間がかかったけれど、今はこのくせ毛を笑われてもバカにされても、「何が悪いの?くせ毛の何がおかしいの?」と、バカにしてくる相手に対して問い返すことができる。
言い返すのじゃない、相手の考えを聞いて解決したいのです。何があなたをそうさせるのか、他人の容姿を笑うのは、なんの目的があるのか。
どんな髪型も形も美しくて、素晴らしい髪型であること
それがわかるまで、わたしは少し時間がかかってしまいました。
だから経験者は語ります。子供の髪の毛の悩み、まずは無視をしないでほしいこと。
続きの第4話誰にも言えない縮毛矯正で増えた悩み
【くせ毛に悩んだ10年間の奮闘記】誰にも言えない、縮毛矯正で増えた悩み #04さいごに
私は、縮毛矯正をやめた人ですが、縮毛矯正が必要な人、ストレートが似合うから縮毛矯正やストレートパーマを続けている人がたくさんいること、個人個人にさまざまな髪の悩みがあることを知っています。
この連載は、私の体験談と解決策を紹介していますので、最終的にはくせ毛を活かしたい人向けの記事であることを、ご理解していただいた上で漫画・コラムをご覧いただきますようお願いいたします。
本当に何もかも共感します!
私も子どもの頃くせ毛で鳥の巣みたいで、なんでみんなみたいに髪の毛がまっすぐじゃないんだろう、どうして親みたいに髪の毛濡らして乾かしてもくるくるのままなんだろうって
(当時は寝癖とくせ毛は一緒で乾かしたらまっすぐになると思ってました笑)
本当に朝からイラついて髪の毛抜いたり親にあたったり…。
もしかしたら気づいてなかっただけで周りからコソコソ言われてたかもしれない。
小学生の時に親が縮毛矯正に連れて行ってくれて髪質が変わったのかくるくるにはならなくなったけど今でもくせ毛の自分は嫌です。
常に周りの目が気になります。
それでも小学生の自分に縮毛矯正を勧めてくれた親にはとても感謝しています。
いろんな悩みがあると思うけどくせ毛をチャームポイントだと思えるならそれも幸せだし縮毛矯正をあててストレスが軽減するのも幸せの1つですよね。
わぁわかるー!と思いながらここまで読み進めました。
大人になった今は、自分の髪の毛のクセも受け入れて
クセを生かせるような髪型をしたり、伸びてきて収集つかなくなったら
ヘアアレンジや帽子、アクセサリーなどに頼っていますが、学生時代はつらかった。
人と違う。なりたい自分じゃない。って当時の繊細な心では受け止められないぐらい辛かった。
悩みのある人、悩みを抱えるご家族の方へ、この記事が届きますように!
これから先の記事も楽しみ!読ませていただきます